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「“6浪経験”とかポジティブワードじゃ全然ないので」原千晶アナウンサー(35)が語る“就職活動のリアル”《『THE TIME,』で公表すると…》

2024/01/26

genre : エンタメ, 芸能

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 朝のニュース番組『THE TIME,』で自らの6年間の浪人生活を告白し注目を集める原千晶アナウンサー。自分より年下ばかりの大学生活の過ごし方、また28歳で迎えた就職活動の実態を聞きました。(全2回の後編/前編を読む)

©佐藤亘/文藝春秋

「実はみんなと結構年齢違うんだけどな(笑)」

――医学部を目指して6浪の末、結果は残念ながら不合格。24歳で福岡大学理学部に入学されました。入学後はどんな心境でしたか?

 大学1年の頃はずっと悶々としていました。もちろん授業は出ましたが、希望していたところに入ったわけではなく、今までずっと医師を目指して勉強してきたので、しばらく気持ちが切り替わらなかったですね。

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――同級生は現役で入学すると18歳。原さんと年齢差があるかと思いますが、お友達はできましたか?

 できました。できたんですけどプライベートで頻繁に遊ぶかっていうと遊んでなかったです。同じ年の中学高校の友達や、予備校の友達と遊ぶ方が多かったような。当時は同級生が6個下ということも自分の中で受け入れられてなかったですし、中々一緒に大学生活を楽しむことはできていなかったかもしれません。

©佐藤亘/文藝春秋

 サークルや部活にも入らなかったし、飲み会もたまに行ったことがあるくらい。大学のイベント、文化祭とかそういった類のものも全部参加してないです。まずはとにかく早く4年で卒業したい。ただでさえ、みんなから遅れを取ってると思っていたので。

――大学の同級生の方々には、原さんの年齢のお話はされたんでしょうか?

 別に隠していたわけじゃないんですけど、言うタイミングがなかったというか、聞かれなかったというか。結局入学して半年ほど経ったときに言いました。「私24だよ」って。すごく驚かれました。

 入学した当初、大学の教授とは私の年齢や浪人の話をしていて、いつみんなに年齢を伝えたらいいかと聞いたんです。教授から「聞かれたら言えばいいのでは?」と言われましたが、なかなか周りから聞かれない。私、みんなと結構年齢違うんだけどなと思いながら、次第に騙してるような気持ちになってきちゃって、何かの流れで言ったんだと思います。

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