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 カウンター7人と4人掛けの小上がりがある落ち着いた雰囲気である。壁には夜営業の居酒屋の常連のボトルなどが並んでいるのが面白い。店主の菊永洋之さんと奥さんが笑顔で迎えてくれた。

外には写真メニューがたくさん
店主の菊永洋之さん

居酒屋間借りでもメニューはたくさん

 店は2023年12月27日にオープンしたそうだ。メニューはかなり揃っている。「かけそば」、「たぬきそば」、「月見そば」、「かき揚げそば」、「コロッケそば」、「ちくわ磯部そば」、「炙り鶏皮そば」、「カレーそば」、「肉そば」、「えび天そば」、「きつねそば」、「ざるそば」。うどんも提供している。

 サイドメニューもかなり揃う。「ねぎマグロ丼」、「炙り鶏皮丼」、「カレーライス」、「白ごはん」で、ミニサイズもある。さらに「おにぎり鮭」、「塩むすび」、「いなり寿司」もちゃんとあり、なるべく注文してから握っているようだ。「だし巻きたまご」も100円とお得な値段だ。本日の日替りメニューは「とろろそば」、期間限定は「瓦そば風ぶっかけそば」。

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 人気メニューを聞くと、1番人気は「かき揚げそば」、当店のオリジナルメニューである「炙り鶏皮そば」、最近始めた「肉そば」、すでにファンがいる「カレーそば」あたりだとか。そこで、「とろろそば」に「かき揚げ」トッピング、「だし巻きたまご」、「塩むすび」を注文してみた。

壁にはメニューがずらっと並ぶ
サイドメニューもたくさん

枕崎の出汁にこだわる菊永店主

 注文後、店主がかき揚げ用の玉ねぎとにんじんを天ぷらのどろ(編集部注:衣のこと)と合わせ、揚げ始めた。作っている間、開店の経緯などを聞いてみた。

 菊永洋之さんは「居酒屋六兵衛」の常連だったという。奥さんはバイトでたまに入って働いていたそうだ。2人は意気投合し、居酒屋の女将さんのご好意もあって、「それなら、居酒屋の閉まっている午前中から昼過ぎの時間でそば屋をやってみよう」と話がトントン拍子に進んだという。