“オシリーナ”の愛称で人気グラビアアイドルとして活躍した秋山莉奈さん(38)。2000年代後半からグラビアで一気にブレイクした秋山さんだったが、裏ではグラビアでのポーズによる腰痛、さらに多忙による疲労など苦労も多かったと言う。(全3回の2回目/最初から読む)
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寝る間もないほど多忙な生活、ポージングで腰痛にも
ーーグラビアはよく無理な体勢を取る方が体が美しく見えると言われます。その中でお尻を見せつつ、顔も見せるポーズが秋山さんの代名詞になっていきます。あのポーズはかなり筋肉を使いますよね。
秋山 筋肉痛になってました。そもそも顔とお尻を正面に持ってくるのって無理なポーズじゃないですか。だからすごく腰痛持ちにもなりましたね。
ーー秋山さんの登場で救われたグラビアの方もいますよね。当時は胸がないとグラビアはやれないという感じの中で、お尻売りの人が人気が出たわけですし。
秋山 だったらいいんですけど。でも同じグラビアアイドルからクレームも結構来ました。私が出始めた後にグラビアで当たり前のようにお尻を向けるのがポージングの中に組み込まれるようになったので「オシリーナのせいで、お尻のポーズが増えて腰痛いんだけど(笑)」って。すいませんという感じでした(笑)。
ーー体型維持などでの苦労はありませんでしたか。
秋山 当時筋トレをしていたんですけど、お尻が引き締まると事務所に怒られていましたね。「ここが減った」と女性マネージャーにお尻をぺちぺちされて。ぽにょんとしているお尻をキープするのが難しかったです。
あと痩せすぎて、顔を丸く修正されたこともあります。その時は、言ってしまったら過労です。体重はマックスに重かったんですけど、疲れてるから顔がゲッソリしていて。25歳とかくらいです。
忙しすぎて「ちょっと記憶がない」
ーーそんなに忙しかったのですね。
秋山 その頃は基本ドラマと映画を1本ずつやっていたんですけど、その合間にバラエティー番組だったり、取材を受ける。移動中もコラムだったり、バラエティーの事前アンケートも書かないといけなくて。とにかく忙しかったです。
山梨だったか群馬での撮影を終えて、向こうを午前3時くらいに出て、5時くらいに家に着いて、シャワー浴びて、その後即タクシーに乗って別の仕事に向かった時もありましたね。その間にマネージャーさんが別の人に交代してるんですよ。いや、でも私はいつ寝るのって(笑)。そういう感じのスケジュールの時もありましたね。だから、その頃についてはちょっと記憶がないんですよね。