1ページ目から読む
3/3ページ目

ーー今も後藤選手のレースはよく見られますか。

秋山 子供と一緒に見ます。でも、いまだに怖いですね。冷や冷やします。

 転覆して脳しんとうになったり、骨折したこともあります。ここ最近は救急車で運ばれるような事故はないですけど、それでも転覆は年に数回はあるので。レースを見ながら悲鳴を上げるときがあります。慣れないですね。だからあんまりリアルタイムで見たくないですね。

ADVERTISEMENT

©釜谷洋史/文藝春秋

 でも夫は体が強いんですよ。この間も2艇がぶつかって転覆して。80キロくらい出ているものがぶつかるから交通事故レベルじゃないですか。相手の方は首が痛くて救急車で運ばれたんですけど、うちの夫はピンピンしていて、周りの選手からも「あいつはおかしい」と言われたらしくて。超人ですね。

長男と一緒に「仮面ライダー」の撮影へ

ーーお子さんは3人いらっしゃいますが、ボートレーサーになりたいとは言いますか。

秋山 長男は一時期は言ってました。でも最近は「水に落ちたらおぼれそうで怖いし、寒かったり痛いのは嫌だ」って言ってます(笑)。

ーー逆に秋山さんも出演されていた仮面ライダーシリーズは見てるんでしょうか。

秋山 長男は今は見てないですけど、次男は見ています。4年前くらいに「東映まんがまつり」の中の「仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!」という作品にナオミ役で出させていただいたんです。次男がちょうどお腹の中にいたんですけど、あの衣装を着てやりました。その撮影現場には長男と一緒に行きました。長男はすごく喜んでましたね。

ーーそれはうれしいですね。

秋山 私も小さいときに「仮面ライダーアギト」の現場にいて、土日にスタッフさんがお子さんを連れてきて子どもたちと一緒に写真を撮ったりしているのを見てました。だから自分がその親の立場になったってことがすごい嬉しかったです。スーツアクターさんなんて私のことを20年以上前から知っているから、私が子供を連れてきたことをすごい喜んでくれて。

 でも撮影現場に子どもを連れて行くことに申し訳ない気持ちもあって。タイミングを見て、子どもと一緒に仮面ライダーの写真を撮ってもらおうと思っていたんですが、私が仕事をしている間にスーツアクターさんが面付けて抱っこして、うちの息子と写真撮ってて、すごいみんな優しかったです。

 この仕事を長く続けてて良かったなって思いましたし、夢が一つ叶った瞬間でした。

ーーまた仮面ライダーに出てみたいという思いはありますか。

秋山 機会があればまた仮面ライダーの現場に入りたいなって思います。悪役もやりたいなと思いますし、お母さん役でも。子どもと仮面ライダーに出演するのも夢です。

©釜谷洋史/文藝春秋

ーーもしグラビアのオファーがあったらやりますか。

秋山 グラビアをやっている頃に、40歳くらいになったらもう一度グラビアをやりたいって言ってたんですよ。結婚後にもグラビアの話をいただいたことはあったんですけど、ちょうど妊娠中だったので、難しいよねとなって。

 今もちょっと考えてます。子供になんて言われるかなとか。でも、もしやるのだったら今だったら1年くらいほしいですね。身体を作り直したいので。