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50歳になった反町隆史の『GTOリバイバル』23歳当時は上半身裸・ドバドバの色気でブレイク…“イケオジ俳優”に化けるまで

2024/04/01
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『GTOリバイバル』では“チェーンソー”を持つ鬼塚の姿が…

 先行公開されている『GTOリバイバル』の予告ムービーには、鬼塚がチェーンソーを持っている姿があるので、「ハンマー破壊」のような後世の語り草となるインパクト絶大のシーンの再来にも期待できそうです。

【一夜限りの復活!伝説の教師・鬼塚英吉が令和で大暴れ】反町隆史主演『GTOリバイバル』予告

2015年から抜擢の『相棒』では“最長記録”を更新

 1997年の『ビーチボーイズ』と1998年の『GTO』は、現在でも反町さんの代表作と呼べる作品。しかし裏を返せば、それ以降は代表作になるほどのヒット作を生み出せない時期が長く続いていたということ。

 2003年に主演した『ホットマン』(TBS系)など、スマッシュヒットしたドラマはありましたが、『ビーチボーイズ』や『GTO』の全盛期の頃の人気に比べると、どうしても失速していった感は否めません。

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 ですが、彼が全盛期に見せていた華やかなスター性は伊達ではありませんでした。長らく主演でヒット作を出せずにいた反町さんの転機となったのは、刑事ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)への抜擢。2015年から2022年までの7シーズンに渡り、水谷豊さんの4代目相棒を務めたのです。

“新相棒”発表当時は、逆風が吹き荒れていた

 実は当時、ネットでは新相棒が誰になるのかという予想合戦が繰り広げられており、本命と目されていたのは仲間由紀恵さんでした。そんな中、反町さんが新相棒だと発表されたため、仲間さんにバトンタッチするまでの“繋ぎ”の短命相棒だと揶揄するようなネットニュースの記事まで出るほどでした。

 船出早々から逆風が吹き荒れていたわけですが、フタを開けてみれば反町さん演じる相棒は歴代最長記録を更新。反町さんが育て上げた“相棒”は、水谷さんにもファンにも愛され、卒業を惜しまれる大人気キャラクターとなったのです。

 大ブレイクしていた20代当時は、ビジュアル先行のイケメン俳優という見られ方をされることも多かったはず。しかし、目の肥えた視聴者が多い『相棒』で、40代の男性として円熟味のある演技を見せたことが、役者・反町隆史の再評価につながったのではないでしょうか。