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オオタニが知らないなんてあり得るだろうか?

 USA Today紙の野球コラムニストのボブ・ナイチンゲール氏は、同紙のコラムで、大谷選手が多額の電信送金を認識していなかったことにただ驚きを隠せない様子だ。

「違法な胴元に50万ドルの複数回の支払いが電信送金されていたことをオオタニが知らないなんてあり得るだろうか? オオタニは、野球からマーケティングの知識に至るまで、これまで会った中で最も聡明な人物の一人なのだ。エンゼルスの元チームメイトたちも、渡米以来、仲がいい水原のギャンブル癖にオオタニが気づいていなかったのは不可解だと話している」

オープン戦でデータを確認する大谷と水原 ©時事通信

 一方、ニューヨーク・ポスト紙の野球コラムニスト、ジョン・ヘイマン氏は同紙で、大谷選手は世間知らずで、経済面では能がないから通訳に騙されたとする皮肉を述べている。

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オオタニと野球界にとって一番都合がいい“シナリオ”

「オオタニ陣営は、長年の元通訳兼友人はオオタニを騙してきた素晴らしい俳優であり、オオタニは騙されやすく、世間知らずで、また、親友についてはひどい趣味を持っているという話を作っている。不明点は数多くあるが、今のところ、彼は野球史上の天才だが、経済面ではウスノロであるという話が、オオタニや野球界にとっては一番都合がいい」

 大谷選手を見つめてきた、ロサンゼルス・タイムズ紙のスポーツコラムニスト、ディラン・ヘルナンデス氏は大谷選手に「大人になって、状況に対処しろ」とコラムの中で叱咤激励している。

「このような話は何年も生き続け、次の展開や次の新事実が出てくると蒸し返される可能性がある。オオタニはこの状況に対処しなければならない。このようなことが2度と起きないようにする必要がある。 彼は付き合う人々についてもっと注意深くならねばならない。

 自身が人々にどう映るのかもコントロールする必要がある。スキャンダルはパフォーマンスに影響を与える可能性があるからだ。 フィールドで子供であり続けるためには(同氏は、大谷選手はフィールドでは試合を遊びのように楽しむ子供のようだと見ている)、フィールドから離れたら大人にならなければならない」