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《全37Pの訴状を読む》水原一平容疑者が“ギャンブル沼”に堕ちたワケ「くそう、全部負けた」「これが本当に最後の1回だ」「アメリカに戻ったら返済する」

2024/04/13
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「僕はスポーツ賭博が下手だ。また、バンプしてくれないか」

 3月6日には、水原容疑者は「少しバンプしてほしい。水曜に送金する。次の大金を送金するには1週間待つ必要がある」とまたバンプを要求したものの、ギャンブルに溺れることを懸念したのだろうか、3月10日には「信用枠を30万ではなく10万に下げてほしい。30万ではあまりにも見境なく賭けてしまう」と話している。

 胴元への送金額も増えていったようだ。5月16日には「1000送ろうとしたがダメで、500送った。明日か明後日にもう500送る」と伝えている。

 水原容疑者は賭博の勝ち金を自身の口座に振り込むようにもしていた。5月19日に、胴元の「47260ドル受け取ったか?」との問いに対し、水原容疑者は「受け取った」と答えている。

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  5月22日以降、水原容疑者は負け続きだったようだ。しかし、胴元は、水原容疑者が100万ドル以上の借金があるにもかかわらず、賭け金のリミットをあげ続けた。胴元は水原容疑者の背後に大谷選手がいると確信していたのだろう。実際、水原容疑者は11月14日、「僕はスポーツ賭博が下手だ。また、バンプしてくれないか。ご存じのように、僕が払わないんじゃないかと心配する必要はないよ」と伝えている。

 水原容疑者のバンプの要求は果てしなく続く。12月9日にも「最後に200バンプしてほしい。これを最後にして、アメリカに戻ったら(借金を)完済する」と伝えている。

 翌2023年5月20日には、胴元は水原容疑者に「バンプしても構わないが、6月1日までに少なくとも200万ドル送れるか確認したい」とメッセージを送っている。

 水原容疑者は、6月22日に「またコテンパンにやられた(笑)。ラスト1回のバンプをしてくれる? これで最後だ、負けたら暫くはやらない」、6月23日にも「僕はワーストだ(笑)。最後のバンプができる? 借金を大幅に減らせるまで、これを最後にすると誓うよ。暫くは、これを最後のバンプにすると約束する」と胴元に伝えているものの、6月24日には「問題がある(笑)。最後の最後の最後のバンプができる? これが本当に最後の1回だ」とひたすらバンプを要求し続けた。

「オオタニにどうしたら君とコンタクトできるか聞こう」

 もっとも、水原容疑者の胴元への支払いが滞り始めたのかもしれない。胴元は連絡が取れなくなった水原容疑者に、11月17日、脅迫とも取れる以下のメッセージを送っている。

「ヘイ、イッペイ。金曜の午前2時だ。なぜ、電話を返さないんだ。ニューポートビーチにいて、オオタニが犬を散歩させているのが見える。返事を返さないなら、彼のところに行って、どうしたら君とコンタクトできるかきこう。すぐに電話が欲しい」

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