「EX予約」や「スマートEX」は1年前から予約できるようになっているが、お子さま連れ車両は1カ月前からになっている。それには理由があるという。
「お子さま連れ車両は臨時列車に設定されているため、臨時列車の運行が決まらないとお子さま連れ車両を約束できないという理由です。1年前に予約できる列車は定期的な運行が決まっている列車で、座席数も限られています」(冨永氏)
子どもが0歳の時から使っていた親が3年間リピートすることも
プラレールやキャラクターのコラボ企画がなくなってしまったのはちょっと寂しい気がするが……。
「コロナ後のお子さま連れ専用車両から、コラボは必須企画ではなくなりました。ただ『おぱんちゅうさぎ』のコラボは推し旅でコラボしていたので、連動することができました。今後も機会があれば、お子さまに人気のキャラクターとコラボするかもしれません」(冨永氏)
実際に利用される「お子さま」は0歳から3歳くらいが多いという。0歳から使っていた乗客が、3年以上リピートすることも多いという。しかし子育て世代は入れ替わっていくので、ずっと同じ誘客スタイルを採る必要もない。おまけやキャラクターに頼らず、時代に合った方法で広めていく。
「今回はEXサービスになって初めてになるので、会員向けのメルマガでお知らせしました。あとはジェイアール東海ツアーズからの移行もあるので、過去に使ってくださったお客様にもメルマガでお伝えしています」(冨永氏)
親子利用者から大好評だが、1つ気になるのは、過去にあった「+1席サービス」(大人1人につき、子どもの世話や荷物置き場用に1席がサービスされる)がないこと。親子連れではベビーカーなど荷物が多くなりがちだが、それほど影響はないという。