初の来日公演も…NewJeansは今後どうなるのか?
一方、今回の騒動でNewJeansはもちろん、LE SSERAFIMやILLITという現在K-POPシーンを牽引している人気ガールズグループが両者の泥沼合戦に巻き込まれた格好だ。ネット上では各グループに対する誹謗中傷がますます激しくなっている。
22日にHYBEがミン代表に辞任を要求した後、9兆6000億ウォンほどあったHYBEの時価総額は1兆ウォン近くも下落した。今回の事態がNewJeansやHYBE、ひいてはK-POP全体にも大きな影を落としているという憂慮の声も大きい。
「NewJeansの5月のカムバック(※新曲を発表し、音楽番組などに集中的に露出すること)や6月の日本公演など短期スケジュールは契約が完了していますから、計画通り進行されるものと見られます。
ただ、問題が長期化すれば、NewJeansの中長期の活動に支障を来たさずにはいられないでしょう。NewJeansはミン・ヒジンという1人のプロデューサーの感覚に全面的に依存して作られたグループであるだけに、ミン代表が去ることになれば今後の音楽活動やコンテンツにも少なからぬ変化が起きるでしょう」(大衆音楽評論家のファン・ソノプ氏)
「HYBEは米国法人や日本法人なども保有するグローバルエンターテインメント企業であり、K-POP界でも頭一つ抜きん出た大企業に成長しました。今回の事態の長期化は、NewJeansやHYBEはもとより、せっかく築き上げてきたK-POPのイメージにも決して良くない影響を及ぼすでしょう。
今は何よりもアーティストとファンを真っ先に考える解決法を探さなければならないが、今回の両者の対応にはがっかりです」(文化コンテンツ学を専門とするキム・ホンシク中源大学教授)
今や世界No.1のK-POPエンターテインメント企業となったHYBEと、K-POPシーンが生んだ天才クリエイターのミン・ヒジン代表との真っ向からの対立は、法的な決着がどうであれ、勝者のいない戦いになるものと見られる。