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初めての時代劇経験がハリウッド

――「SHOGUN 将軍」はスケールの壮大さにも圧倒されました。

穂志 お城やお屋敷から大坂の町まで、バンクーバーに一から作っちゃっていましたね。もちろんCGを使っている部分もありますけれど、とても広い贅沢なセットで。そして細部まで、非常にこだわりを持って作られていました。

 たとえば大坂の町だと、それぞれのお店も細かく決められてあったんですよ。魚屋さんとか、小間物屋さんとか、駕籠屋とか。画面に映らないであろう部分も含めて、一つの街というものを本当に再現していくという試みがなされていて、素晴らしいことだったと思います。

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 実は、私は時代劇にそれまで出演したことがなかったので、時代劇のことにはあまり詳しくないんですけど……。

©Katie Yu/FX

――初めて時代劇を経験するのがハリウッドとは、なかなかないことですね。戸惑いなどはなかったのでしょうか。

穂志 そうですね。「SHOGUN 将軍」が決まってからは所作指導を入れてもらったり、個人で日本舞踊を習いにいったりもしましたが、もっと前から、時代劇を演じるうえでベースになるようなものは学んでおくべきだったなとは少し思いました。やっぱり海外の人からは、日本人だからできて当然というわけではないですけれど、ある程度は着物を着たりそういう所作ができるイメージを持たれているのかなと感じることはあって。

 色々学ばないといけないなと思って、今は週に1回くらいのペースで日本舞踊を習ったり、引き続き勉強しています。

ヘアメイク 友森理恵
スタイリング 髙山エリ