「少年ジャンプ+」発で、今期一番の注目作であるProductionIGの新アニメ『怪獣8号』。現在発売中の『週刊文春エンタ+ 特集『怪獣8号』/水木しげると「ゲゲゲの謎」』では、『怪獣8号』について57ページにもわたって特集している。
ここでは、本作の声優を努める日比野カフカ役の福西勝也さん、亜白ミナ役の瀬戸麻沙美さん、保科宗四郎役の河西健吾さんの鼎談を抜粋し、それぞれのキャラクターづくりや演技のニュアンスなどについて紹介する。
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収録現場でも隊員たちを見守り、支えてくれる
ーー若い隊員たちに比べ、隊長のミナと副隊長の保科が登場する場面は、緊張感が強い局面が多いですね。
福西 若い隊員たちによる、にぎやかなシーンを見守っていただいている感じで……。
河西 まあ、最初の頃は、後ろで見守っているシーンが多くなりますよね(笑)。
瀬戸 そうですね、怪獣との戦いが多いなかで、少しずつそれぞれのキャラクターのことがわかっていく……という流れですから。
福西 実際、私はカフカとともに防衛隊の志願者を演じている(加藤)渉くんやファイ(ルーズあい)ちゃんとは、口数多くディスカッションしていることが多いです。対照的に、このお2人に関しては、どちらかというと背中を支えていただいている感覚が強くて、言葉を交わさずとも安心して演技しているんです。
瀬戸 そうなの?(笑)
福西 昔からお2人のお芝居が大好きで、やっと共演できるのでうれしくて……。
河西 そうか、たしかに福西くんとこれほど一緒のシーンで演技をするのは、今回が初めてだね。
凜とした声で指示を出されると、背筋がしゃんとした
福西 初めて横並びになれたという意味では、保科とカフカの関係に近いと思うんです。ここから演技も含め、ガンガン絡んでいくと思うとワクワクします!
河西 ガンガンって……(笑)。
福西 本気でいくと、すごく絡みますよ(笑)。
瀬戸 まだこれ以上があるんだ(笑)。
福西 麻沙美さんも、その凜とした声で指示を出されたり、鼓舞されたりすると、実際に背筋をしゃんとさせられますもん。
瀬戸 ありがとう! そうなったらいいなと思っていたのですごくうれしいです。