中野 さすがに次以降やる時はちゃんと日焼け止めを塗ろうと思っています(笑)。

 あとは仏像コスプレだと、ずっと1日同じポーズをしていなきゃならないのもしんどいですね。空也上人のコスプレの時は、みんな教科書と同じ角度で撮りたいから、撮る人が自分の視界から見えないところに行く。そうすると撮影がいつ終わったかわからないんです。

見知らぬ人から「小銭」をお供えされたことも…

――決まった角度があるキャラクターあるあるですね……。

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中野 以前、そんな感じで撮影終わったかなとちらっと見たら、足元に誰が置いたかわからないおにぎりと小銭があって。差し入れではなく完全に「お供え」でしたね。

ないはずの「空也上人の杖」が見える…!? ©山元茂樹/文藝春秋

――道端のお地蔵さまに手を合わせる感覚。

中野 蒲田でのハロウィンイベントでは、恐らくお酒を飲んで気分がよくなっている方が突然財布を出して500円玉を置こうとして。僕本物の仏像じゃないし、「京都の六波羅蜜寺にお賽銭で入れてください」と断ったんだけど「違うよ。これはあんたの芸に払うんだよ」と言ってくれて。粋ですね。

――コスプレイヤーでお供えをもらった人はあまりいないのでは……!

中野 かもしれないですね(笑)。

次の記事に続く 「鬱でお風呂に入れなくなった時期もあったけど…」メンタル不調の男性クリエイターを救った「意外な趣味」の正体

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