――朝の報道番組ですね。平日4時スタートの番組でしたが、脊山さんや中田有紀さんなどが出演されていて、すごく華やかな番組でした。
脊山 「Oha!4」が始まってから、私のメンタルも安定していきました。私が担当した頃からは4年連続視聴率1位で表彰もされましたし、やっと認めてもらったと思いました。「Oha!4」ではニュースも読みましたし、スポーツニュースもやりましたし、ナレーションもロケも全部やらせていただいて育ててもらって。その経験があるからフリーでもやっていけると思いました。
番組で共演した中田さんや掛貝梨紗ちゃんとはすごく仲が良くって、梨紗ちゃんとは今でも1年に何回か一緒に遊んでいます。学校みたいな番組で、もう一度人生があっても「Oha!4」をやりたいです。
実は「女子アナ」っぽくなかった
――脊山さんはフリーになった後、他局のアナウンサーの方と座談会をやっていますが、明らかに日テレだけ他局よりも厳しい。
脊山 フジテレビとかTBSのアナウンサーがキラキラしている感じとかちょっとまぶしかったですね。
日テレはタクシーで帰る時も他のスタッフと同席で4人乗せるんですよ。取材でも「もう終電だから、お前先に帰れ」とか。
タレントさんたちからも一歩引いてました。ロケバスでタレントさんと一緒になると「私なんかが失礼します」という感じで端っこに座って。もともと人見知りだし、「タレントさんと同じバスでいいんですか?」「マネージャーさんとお話ししていいんですか?」とビビっていました。それなのにみんな話しかけてくれたり優しくって。
いとうまい子さんには「電話番号教えて。今度飲みに行こう」って言っていただいて「タレントさんが飲みに誘ってくれた」と嬉しくなりました。当時はタレントさんは本当にすごい存在だと思っていたので。いとうさんは今でも私のことをかわいがってくれています。
ーー脊山さんは派手に見られがちでしたが、実はいわゆる「女子アナ」っぽくないんですね。