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「なんかやだな、エグいな」35歳でデビューした現役熟女セクシー女優・翔田千里(54)が感じていた“アダルト業界”の“リアル”

「なんかやだな、エグいな」35歳でデビューした現役熟女セクシー女優・翔田千里(54)が感じていた“アダルト業界”の“リアル”

翔田千里インタビュー #1

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 35歳でセクシー女優に転身した翔田千里氏。以来、活動休止、引退発表を挟みながらも20年間にわたって第一線で活躍し続けているが、彼女はなぜアダルト業界に飛び込み、そして、女優として生き続ける道を選択したのか。

©文藝春秋

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30代半ばでセクシー女優への転身を決めたきっかけ

――プロフィールによると、37歳で女優としてデビューされたとのことですが、ずいぶん遅咲きだったんですね。

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翔田千里(以下、翔田) 実は初めて作品を撮ってもらったのは35歳のときなんですよ。もちろん、それでも遅い部類なんですけど、私が入った当時は熟女系の女優さんは40代が主流だったので、逆サバを読むことになって。37歳としてデビューしました。

 当時は、まったく知らない世界ということもあって、仮装というか……。もう一人の自分が誕生するんだっていうイメージでしたね。

――それまではどのような仕事をしてこられたんでしょうか。

翔田 高校を卒業して、18歳からずっと人材派遣会社のマネージャーをやっていました。結婚、出産、離婚と経験して、本当、普通に暮らしていましたね。

――そこから一気に方向転換されるんですね。どのような経緯で?

翔田 まず、ちょうど子供が小学校に入ったのをきっかけに、その会社を辞めて、失業保険をもらいながら、介護の専門学校に行ったんです。というのも、シングルマザーなので、普通の会社だと月曜日から金曜日の仕事になってしまって、学校の行事に参加できないから、もうちょっと平日とかも休める仕事に転職したいなと思っていて。

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 あと、子供が2歳の頃からお世話になっているヘルパーさんがいて、その方を見ていると、歳を重ねてもできる仕事だし、介護の仕事はいいなと思って。

――介護職への転職に向けて準備をしていた35歳の女性がAV女優デビュー……。なかなか想像が追いつきません。