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「税金は払ってるんですか?」という声も…軽自動車に2年間住んだ30代の“ハイスぺ夫婦”が語る、車中泊生活のリアル

「カムラフウフと車中泊キャンプ」インタビュー #2

genre : ライフ, 社会

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YouTubeの登録者数が増えるまでの“苦労”

――YouTubeの登録者数を増やすのは、本当に大変そうですよね。

ゆうた 最初は、泥臭く続けていればなんとかなるだろうと思っていたんですよ。だから、とりあえず撮って出す、みたいな感じで。

りょうこ でも、動画を出しても見てくれるのは10人ぐらい。本当にむなしくて。それが10回、20回と続くと、心が荒んでくる(笑)。

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――YouTubeで生活費をまかなえるようになったのは、いつ頃でしたか?

ゆうた 始めて4カ月目くらいですね。登録者が3000~4000人くらいまでいって。バズった動画が数本あって、それが100万回以上再生されたので、旅の資金は何とかなりました。

りょうこ 収益とは関係ないんですけど、登録者数が3000人くらいになったとき、奈良県の吉野山という桜の名所で、初めて視聴者の方に声をかけられたんです。すごい人混みのなかで私たちを見つけてくれて「いつも楽しく見てます」って。それがすごく嬉しかったのと、「これからもっと頑張らなきゃ」と思った出来事でした。

車中泊生活中の1日のスケジュールは?

――日本一周をしているときは、どのように1日を過ごしていたのですか。

ゆうた 編集する日と観光する日をわけて、雨が降ったら動画を編集していました。観光する日は、朝起きたら、行きたい観光スポットへ行って、ご当地グルメを食べて、また観光スポットへ行って、お風呂に入って寝るみたいな。

 

 でも、最初のほうは旅を楽しむことよりも、発信力をつけることを重視していたので、週に4~5本動画を出していたんです。だからその時期は、基本的には車の中で編集していましたね。りょうちゃんに運転してもらって、僕は移動中も助手席でずっと編集して。

りょうこ 私は1日中運転しているので、めっちゃ疲れるんですよ。夜になったら、横でゆうたくんが編集しているけど私は寝ていました。朝起きたらまた運転しないといけないから、なんだか修行みたいな感じでしたね(笑)。

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