昨年10月に出産してから、少しずつ仕事へ復帰し始めたフリーアナウンサーの新井恵理那さん。しかし子育ては順調にいかないことも多く…。仕事と育児を両立させる忙しい日々を尋ねました。(全2回の前編/続きを読む)
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赤ちゃんが目の前に現れた瞬間、夫と号泣
――2023年10月に第一子を出産されました。お子さんが生まれたとき、まず、どんなことを思いましたか?
新井 普通分娩でしたが、赤ちゃんが出てきたのかよくわからなかったんですよね。イメージでは「ハイ、産んだ!」くらいハッキリわかるものかと思っていたんですけど、産んだっぽいな…くらいの感じで。長い時間、みんなで力を合わせて出産に臨み、出てきた瞬間は分からなかったのですが、自分のお腹の上に赤ちゃんを乗せてもらった瞬間にワァッと重みを感じて、とても実感しました。
――赤ちゃんと初対面したときは、どんな思いでしたか?
新井 あ、この子がずっとお腹の中にいたのかっていう驚きと喜びでしたかね。「やっと会えた」みたいな話をよく聞いていたんですけど、あんまりその感覚がなくて。
それよりも初めて会えたという感じで感動しました。お腹の中にいるときは、それはそれで共に過ごしていたわけですけど、やっぱり誕生して目の前に現れた瞬間に涙がポロポロと出てきました。夫も一緒に泣いていて「よく頑張ったね」と声を掛けてくれて、今思い出すだけでもちょっと涙が出てくるんですけど…。すごく喜んでいたし、言葉にできない感動がありました。
産後3カ月くらいは頭がぼんやり
――出産に向けて食事を考えられたり、ヨガに通って体の調子を整えたりしながら臨んだそうですが、イメージ通りいきましたか?
新井 予想外のこともいっぱいありましたね。想像以上に痛くてもどしちゃったりとか。夫も立会いましたが、痛みを和らげるために夫にテニスボールで痛い部分を押してもらうとかいろいろ準備はしていたんですけど、それどころじゃなくて。「痛すぎて動きたくない!」ととにかく呼吸に集中しました。健康に生まれてきてくれたので、何よりだったなと思います。
――その後、退院されて自宅での生活がスタートされましたが、心身の状態はいかがでしたか?