2019年上半期タレント番組出演ランキングで女性1位にも選ばれ、テレビでその姿を見なかった日はないほど、忙しい日々を送っていた新井恵理那さん。産休前にかけられた、忘れられない“ひと言”と共に多忙な日々を振り返ります。(全2回の後編/前編を読む)

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産休前は忙しくても全然苦ではなかった

――産後1カ月半から徐々にお仕事を再開されて、復帰番組は『所さんお届けモノです!』のリモート出演でした。

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新井 産休ですごく間が空いていたので、ソワソワしていました。あと、頭が回転しなくてその日は反省した記憶があります。もっとこういう風に話せば良かったな、あれは言い逃したと、ちょっとモヤモヤしたような記憶がありますね。でも所さんはいつも通りナチュラルな感じで迎えてくださって、「今幸せでしょう!?」と声を掛けて頂いて嬉しかったですね。今はお仕事には復帰しましたが、産前ほどの働きかたではないので、少しゆったり過ごしています。

©三宅史郎/文藝春秋

――産休前は、かなり多忙な日々だったのではないかと想像します。

新井 人から「寝る間も惜しんで働いて大変じゃない?」と聞かれることもよくありましたが、好きで働いていたから全然苦ではなかったんですよ。忙しくてもそれが当たり前の生活でしたし、少しでも世の中のためになればいいなと思ってやっていました。ただ、自分や家族のために時間が使えていたかというと、どうしてもそうはならなかったので、今とはだいぶ時間の使い方が違いますね。

仕事が終わってから、楽屋で居残り女子会を開催

――2019年上半期タレント番組出演ランキングで女性1位にも選ばれ、その後もご活躍が続きましたが、産休前はどんなスケジュールでしたか?

新井 月曜日から金曜日までテレビ朝日の『グッド!モーニング』があったので、深夜2時過ぎに起きて用意をして。放送が終わって9時くらいまでお仕事をして、一度帰ってメイクを落とし、シャワーを浴びて完全に寝ます。その後、正午過ぎにもう一度起きて仕事に出掛け、また一からメイクをして、『所さんお届けモノです!』や『ナゼそこ?』の収録が終わるのが19時くらいですかね。そこからまた家に帰って寝る支度をして寝て、深夜2時に起きて、という日々でした。

©三宅史郎/文藝春秋

 土曜日は、『情報7daysニュースキャスター』があって19時には赤坂に行っていたので、昼くらいまではいっぱい寝ます。午後は何かしらしていましたけど、あんまり仕事の前に疲れることをしたくないんですよね。仕事で全力を出せるように体力を温存したいから、外にもあまり出ないようにして。その後、生放送が終わって仕事が終わるのが深夜1時くらいですかね。楽屋に居残りして、メイクさんやスタイリストさん、マネージャーさんなどスタッフさん4、5人でよく居残り女子会して(笑)、お茶しながらワァキャアやってから帰ってました。