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「もはやホラー」人の恋路を邪魔する系女子大生が放った、さりげなくも最凶の一言とは

「もはやホラー」人の恋路を邪魔する系女子大生が放った、さりげなくも最凶の一言とは

2024/06/21

source : 文春コミック

genre : エンタメ, 読書

note

 相手に悪意を悟られることなく、恋人たちの仲を引き裂こうとする。幸せいっぱいの主人公のもとにライバルが登場するのは、恋愛マンガの定石ともいえる展開だが、無意識によくない方向に導こうとする“ライバル”の登場には、そのじめっとした怖さにじんわりと汗をかく思いがした。

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 本作の主人公・穂乃香は、ぽっちゃりとした体型がコンプレックス。さらに、大学デビューした友人への気後れも相まって、常日頃から自虐で笑いを取るなど、どこか息苦しいキャンパスライフを送っていた。そんな彼女にとって、唯一の心の拠り所でである「古墳研究会」。そこで出会った部員との交流やサークル活動を通して、彼女は少しずつ自尊心と自己愛を育んでいく。

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 大学2年生となった今では、本心を出せずにいた友人たちとも良好な関係性となり、さらには同じ「古墳研究会」に所属する可児江先輩と晴れて恋人どうしに。初めての交際にそわそわしながらも、互いのあたたかで真っ直ぐな愛を感じ、充実した毎日を送る穂乃香。この日々がいつまでも続くかと思いきや、「古墳研究会」に新メンバーが加入したことで暗雲が立ち込める。

 そのキーパーソンとなる人物が、松っつんこと松井さんだ。穂乃香とは大学の同級生である彼女だが、穂乃香と可児江先輩が買い物をしているところに遭遇し、2人が交際していると知った日から何かと接触してくるようになる。さらには「世界を広げたい」と言う理由で、「古墳研究会」に入部する。