ママの入院中、ワンオペで長男と2カ月過ごしたパパ
――入院は妊娠何ヶ月の時だったのでしょうか。
もえかママ 6ヶ月の時ですね。その前から子宮もかなり大きくなっていて、恥骨や骨盤周りに痛みもあって、検診に行ったらその日に入院になりました。いつ入院しても大丈夫なように入院バッグは持っていたんですけど、「とうとうか……」という感じで。
――入院したのは2021年で、コロナ禍ですよね。面会などはできたのでしょうか。
ゆうきパパ 一度も会えなかったですね。着替えなどを持っていくときに部屋から顔を出している妻をチラッと見るくらいで。
もえかママ 個室にしたので最初は寂しいかなと思っていましたが、YouTubeをみたり、漫画を読んだりできたのでリフレッシュできましたね。
――その間、ご長男はゆうきさんのワンオペで?
ゆうきパパ そうですね。妻とはお別れをすることなく離れてしまったので、長男も心の準備ができていなくて。「家に帰ったらママいるかな」と言っていたので心配でした。2ヶ月も会えないのはかわいそうだなと。
でも、意外にもすぐに妻のいない生活に慣れてくれて、本人も楽しく過ごせていました。保育園に通っていたので、時短勤務をしたり、両親に助けてもらったりしながら、やっていましたね。
お祭りモードですごく楽しかった出産の日
――出産は妊娠8ヶ月の時ですよね。
もえかママ そうです。ちょうど年末に差し掛かる時で、先生や看護師も少なくなるタイミングだったので、その少し前の31週と4日の12月23日に帝王切開で出産しました。
――帝王切開での出産はいかがでしたか。
もえかママ 部分麻酔だったので、1人ずつ取り上げられていくのがわかって嬉しかったです。「1人目が生まれましたよ~」って毎回見せてくれて。
三つ子なので、手術室に15人以上の先生や看護師が集まっていて。子ども1人につき3~4人態勢でついてくれていたんですけど、「こっち生まれたよ~。そっち行くね~」と、お祭りモードですごく楽しかったのを覚えています。
――取り上げる順番は決められていたのでしょうか。
もえかママ お腹を縦に切ったんですけど、真ん中にいた子から取り上げていくよ、ということでした。その後はお腹を揺らして、出てきた子から取り上げてくれて。3人とも未熟児だったので、そのままNICUに入院しました。