「病院でも三つ子の写真を撮られたり」
――ゆうきさんは出産の時は病院に?
ゆうきパパ 立ち会いはできなかったんですけど、手術室がある階の待合スペースにいました。取り上げられた子どもたちがNICUに運ばれる間のほんの少しの時間だけ見ることができて。
――その病院で三つ子が誕生したことはあったんですか。
ゆうきパパ ちょうど1年前に同じ職場の人が同じ病院で三つ子を出産していたんです。それまで面識はなかったんですけど、そこから育児について聞いたりしました。
もえかママ それでもやっぱり三つ子は珍しいみたいで、先生から「写真を撮らせてね」と言われましたね。学会とかで発表することもあるのかなって。
――出産後の体はどうでしたか。
もえかママ 次の日には車椅子でNICUに赤ちゃんを見に行きました。「若いから早いね~」と言われましたね。
お腹を切ったので、痛かったですけど、すぐに歩けたりトイレも自分で行くことができて。退院も1週間くらいでできました。
本当にお腹に3人もいたんだという気持ちでいっぱい
――出産した時の気持ちはいかがでしたか。
もえかママ 本当にお腹に3人もいたんだという気持ちでいっぱいでした。思ったよりも小さくて細くて、でもその割に手足が長かったので、折れたりしないか心配で。いちかちゃん(長女)が1153g、ひのかちゃん(次女)が1453g、あみかちゃん(三女)が1185gだったので、本当に小さかったですね。
――ひのかちゃんが一番大きいですが、お腹にいる場所で変わったりするのでしょうか。
ゆうきパパ もしかしたらいちかちゃんとあみかちゃんが一卵性なのかもしれないですが、まだ血液型なども検査していないので、なんとも言えないですね。
――NICUを退院したのはいつ頃ですか。
ゆうきパパ ひのかちゃんが最初に退院したんですけど、生後1ヶ月後くらいだったと思います。その2週間後に残りの2人が退院しました。
もえかママ NICUは予約して面会に行くんですけど、1週間に2日か3日のペースで搾乳した母乳を持って行っていました。30分の面会時間なので、1人10分ずつ見て回って。
たまに自分たちでミルクを飲ませることもありましたね。最初は母乳が出ていたんですけど、途中から少ししんどくなってしまって、だんだんとミルクに移行しました。
写真=本人提供
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