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西大和スタイルを理解してもらうために校長が“行ったこと”

 進学実績だけでなく教育内容もきちんと理解してもらい、その上で西大和学園を選んでほしい。“学園の顔”となった平林校長はこの時代、西大和スタイルへの理解を求めるべく、学校説明会や関西圏を中心とした有名私塾、小学校などをまわりました。

 若すぎるほど若い校長ですから、最初は誰もが怪訝な顔をします。でも、平林校長はそこを逆手にとり、説明会の冒頭で、まずこんなアピールをしてみせます。

写真はイメージです ©takasu/イメージマート

「西大和学園の教員の平均年齢は31歳。校長の私を含め若くて熱意のある先生たちばかりです」

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 そして、身をもって表すとばかりに、ジェスチャーを交えながら熱血トークで参加者のみなさんを引きこんでいきます。教壇で10年間、生徒たちを惹きつけてきたのですから、これは平林校長の得意分野です。

 不思議なくらい実績を伸ばす新規の学校ゆえ、そして校長、教頭の若さゆえに、塾や学校関係者にはなかなか理解されない、というより、そもそも話を聞いていただく壇上にも上がらせていただけないということもありました。教育内容より伝統やブランドに重きを置く風潮は、今も昔も変わりません。