――SNSの良いところとマイナス面は何でしょう。
くりおね 学校という狭いコミュニティでハブられていた私が、今は総フォロワー数50万人で世界中の人に発信を見てもらっている。現実のコミュニティでは認めてもらえなくても、世界のどこかで自分を認めてくれる人が見つけられるのはSNSの良い点だと思います。
悪い点は、簡単なおもちゃではないところ。SNSは手軽に使える一方で、おもちゃにされる場所とも言えます。それをおもちゃにしようとしたけれど、逆に自分がおもちゃにされてしまったのがバカッターと呼ばれる人たちですよね。
――SNSをやって、病んじゃう人もいますよね。
くりおね 病んでいることすら、SNSでは見世物にできますよね。ノーマルじゃなければないほど、お金を稼げる環境にあるのは事実だと思います。一方で、ネットがあるから仕事ができる人たちもいるわけじゃないですか。だからSNSそのものが問題というよりも、使い方、使う人のスタンスの問題だと思います。
――誹謗中傷についてはどう思いますか?
くりおね 誹謗中傷をする人間って、私より“下”だからそんなことやってんだろうなとしか思わないんですよ。幸せに生きていたら、そんなことするはずないですから。
「ネットがある時代に生まれてよかった」
くりおね 私はネットがある時代に生まれてよかったなと思うんです。だって学校に行くのが当たり前だったり、なかなか就職できない時代とかもあったわけじゃないですか。今でこそネットをやってる人は珍しくないし、なんならインフルエンサーみたいなこともできる。でも、昭和や平成初期だとそれがなかったわけですよね……。逃げ場も見せ場もなくて、辛かっただろうなと思います。
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