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小5の息子が「学校で笑われる」と壊れた水筒を…アフリカ最貧国で国際結婚した日本人夫(40)が明かす、日本とマラウイの決定的な違い

小5の息子が「学校で笑われる」と壊れた水筒を…アフリカ最貧国で国際結婚した日本人夫(40)が明かす、日本とマラウイの決定的な違い

マラウイ国際結婚・コガさんインタビュー#2

6時間前
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習い事、交通量、見守りの環境…マウライと日本の生活の違い

――マラウイにいるときは、リオンくんはどんな生活をしていたのでしょうか。

コガ マラウイのときは、日が暮れるまで近所の子と外で遊んでいましたが、今は週2回、空手と公文の習い事があって、本人も忙しいんです。

 習い事のない日に外で遊ぼうと思っても、他の子も習い事があるので、その日は遊ぶ人もいないから、何もすることがないという感じですね。

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マラウイに戻り3人で暮らし始める2021年12月

――マラウイでは、周囲の大人たちが子どもを見守るような環境だったということですが、日本は違いますよね。

コガ マラウイのときは、近所の人も皆がリオンを知ってるし、親がいなくても、外で遊んでいれば誰かが見ていてくれたので、助かっていました。

 日本に来てからは、おじいちゃんおばあちゃんの協力があるのでなんとかなっていますけど、もしいなかったら、キッチンカーのチャレンジも難しかったと思います。

 今は学校から「不審者が出ました」というメールがよく来ますし、あと、すごく気を付けているのは、車の事故ですね。マラウイでは車が来たら珍しくて子どもたちが見に行くくらい交通量が少なかったので、今は「道路に出るときは絶対に左右を確認して」と口酸っぱく言っています。

マラウイのためにできることを日本で考えながら

――マラウイに戻られる時期などは決まっているのでしょうか?

コガ 妻の考えはまだちゃんと聞いていませんが、個人的には、子どもたちは高校生くらいまでは、日本で教育を受けさせたいなと思っています。ただ、その先はマラウイに戻りたいですね。

 今までずっと自分もやりたいことはやってきて、後悔したこともあるんですけど、やらないで後悔するよりやって後悔したほうがいいと思うので、マラウイのためにできることを日本で考えながら、その日に備えたいと思っています。

 
小5の息子が「学校で笑われる」と壊れた水筒を…アフリカ最貧国で国際結婚した日本人夫(40)が明かす、日本とマラウイの決定的な違い

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