文春オンライン
小5の息子が「学校で笑われる」と壊れた水筒を…アフリカ最貧国で国際結婚した日本人夫(40)が明かす、日本とマラウイの決定的な違い

小5の息子が「学校で笑われる」と壊れた水筒を…アフリカ最貧国で国際結婚した日本人夫(40)が明かす、日本とマラウイの決定的な違い

マラウイ国際結婚・コガさんインタビュー#2

5時間前
note

 10年勤めた警察官をやめ、青年海外協力隊として世界最貧国のひとつであるアフリカのマラウイに赴任。現地で出会った子持ち女性のジェニーさんと国際結婚したコガさんは、アフリカでステップファーザーとなった。

 そして昨年、家族で日本に移住したコガさんは、夫婦でキッチンカーを出店するなど、大きな変化があったと言う。マラウイとの生活の違いを、改めて聞いた。(全2回の2回目/最初から読む

コガさんファミリー

◆◆◆

ADVERTISEMENT

リオン君の好きな給食は「揚げパン」

コガさん(以降、コガ) 今ちょうど息子のリオンがいるので、一緒に取材を受けてもいいですか。日本語も話せます。

リオンくん(以降、リオン) はじめまして。

――リオンさん、参加ありがとうございます。マラウイから日本に来て1年が経ったそうですが、日本に来て楽しかったことはなんですか。

リオン 友だちの家にお泊りしたのが楽しかったです。

――今、小学5年生ということで、マラウイの学校と日本の学校で、違うところは?

リオン 給食。

――マラウイも給食がありますか。

リオン ない。

――そうなんですね。好きな給食は?

リオン 揚げパン。

――揚げパン、美味しいですよね。友だちに、マラウイのことを聞かれたりしますか。

リオン うん。

――では、お友だちもマラウイのことを理解している?

リオン うん。

――そうですか。いい関係ですね。参加してくださってありがとうございます。(リオンくん、部屋を出る)リオンくんは日本語が上手ですね。

コガ 友だちとは地元の筑後弁でしゃべってますね。まさかここまで早く日本語を習得するとは思っていなかったので、驚いています。

運動会でのリオンくん

日本とマラウイ、どちらの国でも生きていける人になってほしい

――マラウイとの教育の違いをどのように感じていますか。

コガ 日本の方がマラウイより勉強のスピードが早いんです。特に算数はそうですね。

 私は、将来的に日本とマラウイ、どちらの国でも生きていける人になってほしいので、リオンには日本の勉強に追いついてもらいたいあまり、つい厳しく言ってしまうことがあって。


 妻は、「そんなに厳しく言わなくても」というところで差がありました。

関連記事