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全裸で四つん這い、指や綿棒も挿入され…裁判で明かされた被告2人のおぞましい“凶行”の一部始終〈東浦町女性殺人・死体遺棄事件〉

全裸で四つん這い、指や綿棒も挿入され…裁判で明かされた被告2人のおぞましい“凶行”の一部始終〈東浦町女性殺人・死体遺棄事件〉

愛知県東浦町女性殺人・死体遺棄事件 #3

2024/07/12

genre : ニュース, 社会

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行為中に写真を撮っていた理由

「A子さんと店の話をしていて、『なぜ私には客が付かないんだろう』と悩んでいたので、『宣伝用の顔写真が悪いんじゃないか』という話になり、その流れから『1回撮ってみようか』ということになった。A子さんは店舗型の店と派遣型の店に所属していて、派遣型の店には拘束プレイもあるということだったので、結束バンドを付けた写真も撮りました」

A子さんが強制性交等されたショッピングモールの屋上駐車場(愛知県東浦町)

 その後、丘のような場所に移動し、強制わいせつ事件が起きた。A子さんによる説明は次の通りだ。

「トイレに行きたいと言うと、『車の中でするならいいよ』と言われた。お通じの話をすると、山下が『それは便秘だね』と言って、車のトランクから浣腸を持ってきた。結束バンドを両手に付けられ、真ん中にもう1本付けられて、手錠のような形にされた。服を脱ぐように言われ、全裸になり、四つん這いにさせられた。イチジク浣腸を3つほど入れられ、指や綿棒も挿入された。

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 山下と天池が両側で1つの袋を持っていて、その真ん中で座るような形で排便しました。排便後、結束バンドの真ん中の1本を取ってもらい、上の服を着ました。オシッコをしたいと言うと、山下に『目の前でするならいいよ』と言われ、車から降りて山下の目の前でしました。すごく屈辱的で、こんなことをさせられるなら死んだ方がましだと思いましたが、その夜に帰れると言われていたので耐えました」

 ところが、これも山下被告の説明ではまったく違うのだ。

「イチジク浣腸は自分が便秘症のために車に積んでいた。A子さんに『自分はいつもこんなのを使っているんだ』という話をしましたが、A子さんには使っていません」

近くのコンビニに逃げ込み、警察に連絡

 その後も監禁は続き、A子さんが脱出できたのは2月28日午後5時過ぎのことだった。

A子さんを保護した大阪府警南署

「天池の知人が住む大阪へ行くことになり、天池と私と知人と山下でドン・キホーテ道頓堀店に行くことになった。トイレに行きたいと言って店の中に入り、2つしか個室がなかったので、まず私が入った。続いて知人が入り、私と入れ替わるようにして天池が入ったので、初めてフリーになり、近くのコンビニに逃げ込みました。

 パニック状態になっていたので、彼氏に連絡し、警察を呼んでもらいました。その間、山下と天池からは何度もLINEや着信があった。3日間、いつ殺されるか分からない状態で、辛いこともたくさんあって、逃げた後も生活が変わってしまったので、私のような思いをする人が出ないよう、山下には少しでも長く刑務所に入ってほしいです」(A子さん)

 これに対しても、山下被告の説明はまるで違う。

「ドン・キホーテからA子さんだけが先に出てきて、何も買わないのかと聞くと、『だってお金ないもん』と言っていた。財布を見せてきて、『あいつらにお金を取られた』と言っていた。

 あいつらはそんなことをするのかと呆れた気持ちになり、もうオレは名古屋に帰るよと言って車に戻り、車内で寝ていた。そこへ天池がやってきて、A子さんがいなくなったと報告を受けた」

全裸で四つん這い、指や綿棒も挿入され…裁判で明かされた被告2人のおぞましい“凶行”の一部始終〈東浦町女性殺人・死体遺棄事件〉

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