ダメなことその7:24時間換気のスイッチを切る
エアコンを稼働させているからと24時間換気のスイッチを切ってしまう方がいますが、住まいにとっても身体にとっても悪影響となります。現代の住宅は気密性が高く、窓をいくつか開けての自然換気だけでは住宅全体の換気が行き届かず、高湿度になり家が傷んでしまいやすいからです。
24時間換気扇(24時間換気システム)は、たとえエアコン稼働時でも切らないのが基本です。また、常に住まいの数カ所、最低限寝室とリビングなどには「温湿度計」を設置し、湿度が70%を超えないよう換気や、できるかぎり空調家電を使いましょう。
エアコンをつけたまま眠ると、「低い湿度」も維持できる
湿度70%下ではたとえエアコンをガンガン効かせた26度の部屋でも熱中症「警戒」状態となります(暑さ指数=WBGT値が25℃以上)。一方湿度40%なら同じWBGT値25℃でも気温は31度です。湿度50%ならWBGT値25℃は29度。それもあって「気温28度」を目指すことがなんとなく指標になっているのではないかと思われます。
「昼間はエアコンなしで堪えたのに、夕方になったら我慢できなくなって、つけちゃった」というようなことを言う方もいますが、たいてい日が落ちて外気温が下がると湿度が上がるので、当然のこと。
寝室では、気温もさることながら、高湿度環境に十分注意してください。「エアコンをつけたまま寝る」のは部屋の気温を下げるためのみならず、寝室の「低い湿度」を維持する目的も大きいことを、ぜひ知っておいていただければと思います。
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