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「ブレイキン」はどんなダンスなのか?

――そもそも、ブレイキンがどのようなダンスなのか、簡単に教えていただけますか。

RAM みなさんが良く耳にするであろう、「ヒップホップ」「ロック」「ポップ」というジャンルのダンスは、ざっくり説明すると立った姿勢のまま踊ることが多いです。

 一方でブレイキンは、床に手をついて大きく足を出すなど、立ち姿以外のアクロバティックな動きや技が多いのが特徴ですね。多種多様な選手がいろいろなダンスを繰り広げるから、ブレイキンの観戦はものすごく面白いんですよ。

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アクロバティックなダンスが特徴

――日本人は他国と比べると小柄な人が多いと言われますが、ブレイキンは、体格差は競技に影響するのでしょうか。

RAM 手足が長いほうがやりやすい技はあるので、体格の差による表現の違いはあります。でも、体が大きいから有利、小さいから不利ということはありません。それに体格に関係なく、人それぞれ得意も苦手もありますから。

――いわゆる「お国柄」みたいなものがダンスに反映されたりも?

RAM あえて「国」の違いをお話しすると、あくまで私の感覚ですが、中国は技の精度が高い選手が多くて、ヨーロッパはリズムに合わせるのが得意な選手が多い印象です。そしてアメリカは、「自分の感じているかっこよさ」を表現するのが得意な選手が多いかな、と思います。

 

 ただ、自分の得意な技はもちろん、不得意な技とも向き合いながらダンスで表現したいことを追い求めるという部分は、どの国の選手も同じだと思いますね。採点基準というルールがある中でも「自分らしいダンスができるかどうか」は、ブレイキンを踊るうえでの大事なポイントです。それは、オリンピックでも変わりません。