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「ちゃんと働いて税金を納めろよ」と言われることも…年収2000万の会社を辞めて、月6万7000円で暮らす20代夫婦が「何を言われても痛くない」と断言する理由

くるみさんインタビュー#3

7時間前
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最初は「え、マジで家買うの?」と...くるみさんの“超合理的思考”をトマトさんが受け入れられるワケ

――妊娠・出産は、計画通りに行うのが難しいケースもありますよね。

くるみ もちろんそうです。だから、誰にでもできる話じゃないんですよね。連続育休に関しては、産後いつ生理が戻って妊娠できるかは当然個人差がありますが、出産直後から計画的に授乳の間隔を空けて産後2ヶ月ぐらいまでに生理を復活させて、産後4、5ヶ月までに妊娠しないといけないわけですから、かなり大変です。

――今日、「合理的」という言葉を何回かくるみさんから聞きました。

トマト 僕はいつもそれに対して感情論なんです。
 
くるみ いつもそうなんですよ。「え、嫌だ」とか「怖い」「つらい」って(笑)。私は理詰めで攻めるタイプだから。 

「僕を不幸にしようと思って考えてるわけじゃない」

――理詰めで攻められると、ワーッとなったりしませんか。

トマト ワーッてなります(笑)。「わかってる、わかってるけど、嫌なんだ」って言いながらも、時間を置いて考えてみると結局、「まあ、そうかもな」って納得するという(笑)。

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 くるみが初めて家を買ったときも、最初は「え、マジで家買うの?」って思ったんですけど、結果として今、不労所得で助かっているし、僕を不幸にしようと思って考えてるわけじゃないのがわかるので。
 
くるみ それはそうだね。
 
トマト なので、自分では考えつかないことを考えてくれていると思うと、この人の話はちゃんと聞こうと思いますよね。

 

――今後のお二人の人生プランを聞かせてください。

くるみ 現状、働かなくても生きていけるFIREができているんですけど、制度的には連続育休が3人まで取れるんですね。

 だから、子どもを2人持つか、3人にするかっていうところは考えたいなっていうのと、仕事以外にやりたいことがいろいろあって。

 勝浦に移住してから、オルタナティブスクールという、普通の公教育とは違った教育を提供するNPO団体にトマトと一緒に入ったんです。

 学校教育に馴染めなかったり、進度が合わないという子に向けて、もっと自由に勉強できる環境を自分たちで作っていけたらいいなって思っています。

写真=杉山拓也/文藝春秋

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