「選択的住民税非課税世帯」という考え方で「ずるい」と言われ...くるみさんはどう考えている?
――「選択的住民税非課税世帯」という考え方についてバッシングも受けたそうですが、どんな声がありましたか。
くるみ 「働けるんだったらちゃんと働いて税金を納めろよ」というコメントがあったんですが、どの程度働いて稼ぐかは個人の自由だと思うんです。私たちはそんなにお金を使わないから、自分たちの生活が回る分だけ稼げばいいと思ってて。逆に、もっとお金を使いたい人は自由に稼げばいいだけで。
制度を悪用しているわけじゃなく、既存の制度を使っているだけなんですけどね。
トマト 僕はくるみと違ってメンタルが弱いんで、うわー、つらいなと。なので、今は見ないようにしてます。なるべく炎上しないように生きていきたいので(笑)。
くるみ 私は悪いことだと思って発信してないよ。今ある制度をうまく使って生きていこうね、ってだけで。
トマト それはそうなんだけど、捉え方によっては「ずるい」って感じる人もいるよね、っていう話。
くるみ 「ずるい」と思うのはその人の感情論でしょ。事実として、こっちは制度を正しく使っているだけだから、別にずるはしてないし。だから私は、何を言われても全然痛くないです。
トマト こういう感じで、僕はいつも議論に負けちゃうんで(笑)。
――くるみさんぐらいガッツがあったら、制度そのものを変える動きもできそうですが。
くるみ 私は、政治の世界はちょっと……。現状は、既存の制度を使って上手に生きていこうというスタンスですね。
トマト 多子世帯については国の少子化対策の方向性にも合致してるし、それこそ文句あるかって感じだよね。
連続育休を取るために計画的に妊娠
――今、第二子を妊娠中だそうですね。
くるみ 来年3月に出産予定です。我が家でいえば、住民税非課税世帯より3人以上の多子世帯として支援を受ける方がマッチしそうだなと思っています。
しかも、来年3月出産だと、1月から産休が取れるんですね。今年の12月末までは第一子の育休で、1月からは第二子の産休ということで、ほぼ切れ目なく連続育休を取れるように計画しました。
――連続育休を取るために計画的に妊娠を?
くるみ そうです。第二子で連続育休を取らないのであれば、社会保険にも入れないレベルの軽い仕事の仕方を考えていたので、もし育休取るなら今のタイミングだし、その方が合理的だと思ったんです。
第一子のときもそれは同じで、育児休業給付金がもらえる状況で不妊治療をして、子作りをしました。