――芸能界にも出会いはありそうな気もしますが。
友寄 私、同業者は嫌なんです。芸能をやってると男の人が寄ってくるのはたしかなんですけど、女の子が気をつけなきゃいけないのって、“中途半端に会える関係者”だと思っていて。
――「中途半端に会える関係者」とは、スタッフとか?
友寄 こういう活動をしていると、「危ないファンの人いない?」とかって心配されることがあるんですけど、ファンの方って金銭にも余裕があって、紳士な方ばっかりなんですね。
一方で、中途半端に身近な仕事相手や先輩だと、権力があって断りづらかったり、グルーミングされる可能性もある。
そんな経験もあって、私の中で“おじさんNG項目”ができたんです。
「裏の顔を見てみたい」“NG項目”に当てはまらなかった夫に興味が湧いて…
――“おじさんNG項目”とは?
友寄 こちらのことを無視してグイグイ来る人は絶対無理です。好きでもない男性から、「価値観が合うね」とか、「一緒にいて落ち着く」とかって言われると、「こっちが気を遣ってる可能性は考えないのかな?」と思います。
あと、未成年を相手にする人も無理ですし、「年上はOK?」って聞いてくるおじさんもNG。でも、夫はそんなNG項目にひとつも当てはまらないおじさんだったから、「この人の裏の顔を見てみたい」と思ったんです。
――あら探しじゃないですけど、どこか欠点があるんじゃないかと。
友寄 仲良くなったらどんな腹黒い一面を見せてくれるのかな、みたいな好奇心ですね(笑)。それで、ずっと仲良くなりたいと思っていたんですけど、なかなか距離は縮まらず。
今、夫に「なんであのとき全然誘ってくれなかったの?」って聞くと、「年上だし、おじさんが若い子を誘うなんて良くないよ」みたいなことを言ってて。
LINEを送っても返事がなくて“手応えゼロ”だったが…
――ちゃんとした方であればあるほど、仲良くなるのも難しい気が。
友寄 そうなんです。それで、コロナ禍に入ったとき、何かのきっかけでLINE交換して、何となくLINEをするようになったんです。でも、それにも全然返事をくれないんで、私から一方的に送るだけみたいな感じで。
――友寄さんはどんなメッセージを送ってたんですか。
友寄 「おはようございます。今日はいい天気ですね」とか(笑)。