――手応えゼロという感じですか。

友寄 多忙だったのもあるでしょうし、手応えもまったくなかったけど、逆に、おじさんとしての自分をわきまえてる人だと思えて、年齢を超えて「ああ、本当にいい人だな」という気持ちが強まっていって。

 その後、連絡を取り合うように頑張って、自然と交際することになりました。

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交際中に“デート”ができなかったワケ

――デートはどんなところに?

友寄 したことないです。向こうも忙しくて。なので、時間が30分でもあれば、私が相手の家に会いに行くみたいな感じで、顔を見て解散とかもしょっちゅうでした。

――実際に交際に至って、裏の顔はあったのでしょうか。

友寄 なかったんですよね(笑)。良く言えば本当に純朴な人だし、悪く言えばつまらない人なのかな(笑)。

 だから、おじさんなのにこんな純粋なのはちょっとヤバいんじゃないかとも思いました。

――友寄さんに会えて良かったですね。

友寄 悪い女だったらすぐ引っかかってたと思うので、「私で良かったね」とよく言ってます(笑)。

――26歳上となると、西岡さんと友寄さんのご両親は同年代?

友寄 母が夫のひとつ上で、同じ中学の先輩後輩という関係なんです。だから、母はずっと前から夫のことを知っていたし、夫の市長選も応援してたみたいで、夫に対してはもともと好意的でした。

子どもと3人で仲良く暮らしている(写真=本人提供)

夫を家に連れていったときの両親の“驚きの反応”

――後輩と自分の娘が交際していたとなれば、驚かれたのでは。

友寄 家に連れて行ったときのお母さんの第一声は、「なんだ、西岡か」。めっちゃウケてましたね(笑)。うちの両親は夫のことを「しんちゃん」って呼んでます。

“年の差婚”は驚かれるだろうと思われがちですけど、私の友だちも全然普通で。「ああ、友寄さんならありそう」って反応ばっかりでしたね。

――友寄さんだと納得なんですね。

友寄 好きなことを貫いてると変人扱いされたりするじゃないですか。その“変わり者”を貫いてると、いざというときに融通が利くのかな(笑)。

 父親も、「年齢なんか関係ないよ」みたいな感じであっさりしてましたし、相手の親御さんも驚いてなかったですね。