高校2年生のときに白血病になり、約100人から輸血の提供を受けたタレントの友寄蓮さん(29)。回復後、献血などの啓蒙活動を行う中、2021年、26歳上の前小金井市長・西岡真一郎さん(55)と結婚。“年の差婚”としてメディアでも話題になった友寄さんに、若年がん患者の闘病について、また、お子さんを持った現在に至るまで、話を聞いた。(全3回の3回目/1回目から読む)

友寄蓮さん ©釜谷洋史/文藝春秋

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「なんでこの人独身なんだろう」26歳上の夫と出会ったときの印象

――2021年、26歳上で当時小金井市長だった西岡真一郎さんと結婚されました。お2人の出会いは?

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友寄蓮さん(以降、友寄) お仕事を通じてたまたまお会いして、最初は本当に挨拶だけで終わって。

――そのときの印象は?

友寄 なんでこの人独身なんだろう、と思いました。

――それは好印象だったということ? 

友寄 そうですね。人当たりもよくて、きちんとしてて、顔もわりと格好いいのになんで結婚してないのかな?と気になって、家に帰ってから検索しました(笑)。

26歳上の前小金井市長・西岡真一郎さん(55)と結婚。現在はお子さんと3人で暮らしている(写真=本人提供)

出会ってから4年は挨拶するだけの間柄だった

――検索しても何も出てこなかったわけですね。

友寄 そうです。めっちゃ偏見なんですけど、そこそこの年齢で、顔も広い職業かつ独身主義でもないのに結婚歴がないって、性癖が変わってるとか親に問題があるとか、この人の場合は何だろう、みたいに思ってしまったんですね。

 あと、政治家のおじさんって高圧的でいいイメージがなかった中、すごく感じが良かったので、そのギャップで気になったのもあると思います。