まとめ

 以上のように、任意のアプリを起動したり、複数の設定を間隔を空けて実行するマクロを組むといったゲーミングマウスのような高度な設定はできませんが、その手軽さは実に便利です。設定した内容はPC上にではなく、本製品内のメモリー領域に保存されるため、PCから本製品を取り外して別のPCに接続しても同じ割り当てが使えるのも利点です。

 製品選びにあたって知っておきたいのは、こうしたフットペダルには本体の手前を踏むタイプと奥を踏むタイプの2種類があるということです。手前を踏むタイプは、常に足のつま先を持ち上げておかなくてはならないのに対し、奥を踏むタイプは、ふだんから足を軽くペダルに乗せておけるので、あまり疲れません。個人的には奥を踏むタイプをおすすめします。今回紹介しているのもこのタイプです。

横から見たところ。手前ではなく奥を押し込みます
実際に押し込んだところ。手前を押し込むタイプの製品と違って、ふだんから足先を軽くペダルに乗せておけるので、足に負担がかかりません

 製品によっては、前述のキー入力のように、日本語環境ではいまいち使いづらい点が残っているのはやや気になりますが、それを抜きにしても、さまざまな工夫ができる点はそそられる人も多いのではないでしょうか。今回紹介した製品は実売価格も3480円と、マウスとほとんど変わりませんので、ぜひ実際に製品を入手して、思いついた使い方を試してみてほしいと思います。