名古屋市千種区の東山動植物園で、世界最大のトカゲ「コモドドラゴン」の公開が、8月23日から始まります。“生きた恐竜”とも呼ばれる『世界最大のトカゲ』で、国内での展示は東山動植物園だけです。

■シカも食べるほどの『世界最大のトカゲ』

7月にシンガポールの動物園から東山動植物園にやってきた「コモドドラゴン」のオス・タロウ(13)は、頭から尻尾までの体長は2.7メートルで、「世界最大のトカゲ」の名前に違わず迫力満点です。

 

大きな体に鋭い爪が長く伸びていて、長い舌を出したり引っ込めたりしながら、ゆっくりと歩きます。

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コモドドラゴンが生息しているのは、日本から5000キロ以上離れたインドネシアのコモド島とその周辺です。

シカなどの大型の哺乳類も食べるといい、嗅覚が発達していて約4キロ先の動物の死骸を見つけることもできるということです。巨体に似合わず時速20キロで走ることもできます。

■ネズミを丸飲み…頭が良いが少しやんちゃなタロウ

22日、エサとしてネズミが用意されました。そろそろと近づくと、目にも止まらぬ速さで次々と丸飲みしてしまいました。ほかにも、鶏肉などさまざまなエサを用意しているということです。

 

担当の飼育員によると、タロウは頭がよく落ち着いていますが、植木を折ってしまうなど少しやんちゃな一面もあるといいます。

飼育担当の湯川正幸さん:
日本ではうちだけになるので、タロウを好きになってもらいたいなと思います。いずれメスを迎えて、繁殖を目指したいと思っていますけど。

タロウは、動物園の新しい人気者にと期待がかかっています。売店では2種類のコモドドラゴンのぬいぐるみを販売し、さらに来園者の声を聞きながらタロウとのコラボ商品を開発する予定です。

 

来園者A:
唯一というのは来る価値がありますし、見たいなと思いますね。

来園者B:
動きがどうとか、実際にどんな肌感なのか見てみたいなと思います。

コモドドラゴンのタロウの一般公開は、8月23日午前9時から始まります。

(東海テレビ)