セミヌードではなくヘアヌードにした理由
ーー今年発売された16年ぶりの写真集「凪-NAGI-」はヘアヌード写真集ですが、もともとはセミヌードでもいいとの話だったそうですね。なぜ、あえてヘアヌードだったんですか。
小島 私の中身が九州男児なんですね(笑)。16年前に出した最後の写真集がヘアヌードで終わっているのに、16年後に出すのがセミヌードじゃかっこ悪いと思って。出版社からはセミヌードで布ごしに透けているくらいでいいとは言われたんですが、ヘアヌードにしました。
ーー社長がヌードになることが会社へのマイナスになるとは考えなかったのですか。
小島 むしろプラスに働くと思いました。48歳で綺麗でいることは、うちの会社の美容ドリンクをずっと飲んでいるからですし、飲み続けた結果がどうなるか一番わかりやすいと思ったので。
ーー写真集を拝見しましたが、もちろん年齢から来る体型の変化があると思うのですが、非常に綺麗でした。
小島 48歳の綺麗を出したかったんです。若い子ってみんな綺麗なんですよ。弾けるような美しさがあるじゃないですか。でも、それを出したいわけじゃない。積み重ねた年輪を感じないものであれば、若い子やAIだっていいわけじゃないですか。
私の世代ってちょうど女性が変わってきちゃう年代。女性の閉経って50歳が平均で、それを前にして、これから先も女性でいられるかという思いがある。そういう年齢でヌードを出すからこそ意味があるのかなと思ってます。
高校時代は女子校だったんですが、仲のいい子たちのグループラインに「写真集を出したよ!」って送ると、みんな「すごいね!」って言ってくれて。みんな、すごい応援の声を送ってくれました。女性の方が見てくださって、頑張ろうと思ってくださったら嬉しいですね。
ADHDの娘に「人と違うことは気にしない」
ーー2013年にはお子さんが生まれましたが、ブログでADHD(注意欠陥・多動性障害)であることを公表しています。
小島 最初は自閉スペクトラム症と診断されていました。ただ成長するまで判断がしにくいので、学校に上がるまではグレイゾーンでした。
小学校に上がる際も「普通のクラスか、特別支援クラスのどちらにしますか」と言われました。義母は普通クラスがいいんじゃないかと話していたんですが、最終的に特別支援クラスにしました。特別支援クラスは8人以下の生徒に対して先生1人なのでよく見てくださって。勉強もその子のペースでさせてくれる。私から見て、娘の性格上どちらが過ごしやすいかなと考えて、特別支援クラスにしました。