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奇跡の復活には「1期生だけが参加する予定」

 2つ目の問題は、2期生の参加の有無。欅坂46の2期生は、2018年11月に加入(新2期生は2020年2月加入)。現在の櫻坂46の中核を担っているのは2期生メンバーである。だが、当の「欅坂復活」の話は2期生は参加させず、1期生だけが参加するということで話が進んでいるという。

欅坂46の1期生メンバー ©︎時事通信社

「一部の1期生は、結成当初の人数である『21人で欅坂』という排他的な仲間意識をいまだに持っている。2期生は、加入からまもなくしてグループが活動休止してしまいましたが、欅坂としてのラストライブにも参加しており、2期生も紛れもない欅坂メンバーの一員。2期生を参加させないという方針に、今後、賛否が巻き起こるかもしれません」(同前)

 この話で想起されるのが、「文春オンライン」が報じた“合同選抜拒否事件”である。当時、欅坂46の下部組織として位置づけられていたけやき坂46(現在の日向坂46)とのシングル合同選抜の話が持ち上がると欅坂メンバーたちが「21人で欅坂なんです」と猛抗議した。結局、合同選抜は、夢物語として消え去った過去がある。

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佐藤詩織のXより

「今のところ、2期生に今回の計画の打診すらしていない状況ですが、まだ先の話。現実的に、実現可能かどうかも含め、色々と模索していくでしょう」(同前)

 欅坂復活について事務所「Seed & Flower」に問い合わせたが、期日までに回答はなかった。

“欅坂10周年復活計画”の実現には、まだまだ越えなければならない急坂があるようだ。

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