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実家の土地は売っても十数万にしかならないと言われ…

――お金のほうも大変なのでは。お母さん、おじいさんにつきっきりで働けないですし。

ミンミコ 落ち着くまで、生活保護を受けようって申請したんですけど、おじいちゃんが年金を受給してるからダメなんですよ。おじいちゃんの年金をメインにしつつ、私も多少ですが仕送りしてますけどね。

 まぁ、なんとか暮らせてはいるかな。市営住宅の家賃は3万円ぐらいだし。でも、心配ですよね。パニックを起こしたり、骨を折ったりしてるんで。

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――実家の土地の権利は。

ミンミコ まだ持ってます。売りたいんですけど、細長い土地で、一戸じゃ全然値段がつかなくて。土地の権利書とかを見たら、家の前の道路が私道だったらしくて、売れないタイプの土地なんですよね。

 しかも坪単価がものすごく安いのに、6坪とか7坪とかしかないんで。査定してもらったら、売っても十数万にしかならないと言われてビックリしましたね。

 もう本当に、この世の終わりみたいな感じです。

実家は繊維系の会社をやっていて裕福だった

――ミンミコさんも、その母方の実家に住んでいたわけですよね。

ミンミコ おじいちゃん、母、私で住んでました。私は2022年に母と一緒に東京に出てきたんですけど、おじいちゃんの体調がよろしくないということで、2023年に母は実家に戻って。そして、その年の年末に火事になったという。

――ご家庭は元々、裕福だったそうですね。

ミンミコ 父方のおじいちゃんが繊維系の会社をやっていたんですけど、私が生まれる前にそのおじいちゃんが亡くなって。それで父親が2代目になったんです。

 当時は会社兼自宅みたいな建物に、父方のおばあちゃん、父、母、私の4人で住んでました。3階建てで、1階が会社で、2階に3部屋、3階も3部屋だったかな。住居部分は、5LDKか6LDKぐらいありましたね。

 

――いつぐらいから、自分の家が裕福だなと感じましたか。

ミンミコ 小学校のときに友達の家に遊びに行くと、出てくるお菓子がうちとは違うなって。うちは得意先の方々がお菓子を持ってきてくれることが多くて、それがスーパーとかでは売ってないもので。