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人口減少時代にこの町が拡大し続ける理由は…

 そして、2000年代以降、駅周辺の空き地には次々に大型商業施設が現れて、さらに町としての規模を拡大していった。駅の北側一帯、牧の原エイテスタウンなどの開発は2000年以降のことだ。

 まだまだ駅の周囲には空き地も多く、これからどんどん家ができるのか、それとも商業施設ができるのか。印西牧の原をはじめとする千葉ニュータウンを抱える印西市、この人口減少時代にあって、いまも着実に人口を増やしている。

 よくよく考えてみると、印西牧の原は都心から遠いようでそうでもない。各駅停車に乗ったとしても、1時間たらずで浅草だ。中央線で八王子駅から東京駅までやってくるより速い。

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 その上、この路線は空港アクセスという側面もあるから、アクセス特急というとてつもなく便利な速達列車まで走っている。印西牧の原駅は停まらないけれど、お隣の千葉ニュータウン中央駅ならアクセス特急の停車駅。これなら都心まで、1時間足らずで行くことができるのだ。

 もちろん成田空港には近いから海外旅行大好き勢にはぴったりだし、国内旅行だってLCCを使いやすいからだいぶお得だ。それでいて、台地の上で地盤も丈夫、災害には強いです、と来たもんだ。

 北総鉄道の運賃がちょっと高い、という難点はあるにしても、日常のお買いものなら駅の近くですべてまかなえる。もしかして印西牧の原、住まいを探している人には穴場的ないい町なのではないでしょうか……。

 

写真=鼠入昌史

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