石破茂新首相(67)が10月27日投開票の日程で行うと表明した衆院選。安倍晋三元首相の死去によって政界を大きく揺るがせた旧統一教会問題が明るみに出て以降、自民党は初めて国民の審判を仰ぐことになる。

 では、旧統一教会と関係があったと認定された、いわゆる“旧統一教会”親密議員の当落はどうなるのか。「週刊文春」では、政治広報システム研究所代表の久保田正志氏とともに、緊急当落予測を行った

劣勢の自民党を率いる石破首相

“旧統一教会”親密議員の半分が落選危機

 2022年に自民党が公表した調査結果の中で、「旧統一教会と一定の関係があった」と認定されて氏名が公表された121人の議員のうち、「週刊文春」が次期衆院選に小選挙区から出馬することを把握した議員は83名。このうち、当落予測において「劣勢」評価となったのが42名で、50.6%が劣勢という結果となった。

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 そのうちの1人が、2017年5月に10000人信者集会の挨拶で韓鶴子を「マザームーン」と呼んで話題となった山本朋広元防衛副大臣(49)。2011年に神奈川4区の支部長に就任し、教団関連団体「世界平和連合」と接点ができ、応援を受けてきた。これまで当選5回のうち全てで比例復活。“旧統一教会”親密議員の代表格となった山本氏は今回も予測で劣勢という評価となった。

萩生田氏、土井氏、平井氏の明暗は?

 “旧統一教会”との接点で話題となった他の議員たちも、小選挙区での出馬を表明している。接点が度々指摘されている萩生田光一元政調会長(東京24区)、2021年4月に韓鶴子へ「真のお母さま」というビデオメッセージを送った土井亨元国交副大臣(宮城1区)、2016~17年の旧統一教会友好団体が主催した自転車イベント「ピースロード」の香川県実行委員長を務めた平井卓也元デジタル相(香川1区)らの明暗は――。

「週刊文春 電子版」で配信中の289選挙区「完全予測」では、“旧統一教会”親密議員たちの当落予測や落選危機にある親密議員の実名だけでなく裏金議員の情勢など、289選挙区すべての当落予測を読むことができる。

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