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「矢野元監督の二の舞になるのでは……」

 矢野氏は監督時代に井上氏を阪神に招へいし、後にヘッドコーチを任せた。監督退任後も、矢野氏の所属事務所で井上氏の面倒を見るなど親交は続いたという。

 井上氏にとっては恩人とも呼べる矢野氏だが、そのスピリチュアルな逸話は枚挙に暇がない。

阪神で監督を務めた矢野燿大氏 ©時事通信社

「22年の春季キャンプ中には、“(よし)(ゆく)”と称して室内練習場でナイン総出で優勝の胴上げの予行練習をさせた。“文字職人”発言が飛び出したのも同じ年でしたが、この年は4月末の成績が9勝20敗1分と、滑り出しから大低迷。なんとか3位でシーズンを終えたものの、結局リーグ優勝には届かないまま、矢野氏は退任となりました」(同前)

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 中日では、山本泰寛内野手(31)、板山祐太郎外野手(30)らが阪神からの移籍組。矢野氏による“奇行”を目の当たりにしてきた選手たちだ。

「そのため、選手たちの間では『井上監督も、矢野元監督の二の舞になるのでは……』と、早くも懸念する声が上がっています」(中日OB)

 3年連続最下位に沈んだ中日。「一番下」から脱するお告げは降ってくるか。