“伝説のヤマンバギャル”として雑誌モデルやタレント、俳優として活動していたあぢゃさん(41)。

 ギャルを引退後は、フットサルプレーヤーやホステスとして生計を立てていたが、36歳の時に結婚。今は2児の母として子育てをしながらタレント活動をしている。

 そんな波瀾万丈な彼女に、ヤマンバギャルとして注目されたきっかけや、ボロボロの肌だった20代、周囲から言われた衝撃の言葉などを聞いた。(全2回の2回目/最初から読む

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すっぴんとのギャップがすごかった

――当時は、モデルとして「Popteen」で活躍したり、富士急ハイランドのCMに起用されたりと、大活躍でしたよね。

あぢゃ 雑誌編集部の方にインタビューされたのがきっかけで、連載企画を持ったりして。あとはドラマにも出演させていただきました。「池袋ウエストゲートパーク」や朝ドラでも、ギャル役に抜擢されることが多かったですね(笑)。

当時のメイクを再現したあぢゃさん

――派手なメイクに対して、周りの声はいかがでしたか。

あぢゃ あまり気にしてなかったけど、「そんな格好するな」みたいな声はありましたね。でも、肌を露出していても、見た目が怖いからか、触ったりしてこないので、痴漢防止対策になっていました。

 当時付き合っていた外国人の彼の実家に行った時に、お母さんから怖がられて家に入れてもらえないことがありました(笑)。

 あと、彼の家で久しぶりにすっぴんで寝ていたら、彼が知らない人だと思って警察に通報しかけたりとか。すっぴんとのギャップがすごかったので、会う人会う人に驚かれましたね。

 ヤマンバギャルが下火になってきた頃、電車で「汚ねえ」とか「臭え。まだやってるのかよ」って言われたり。席で化粧してたら、子どもたち5、6人が目の前に来て、「怖い! ヤマンバ、ヤマンバ」って言ってきた時は、すぐに電車を降りましたね。

――周りから言われてメイクを変えたことは?

あぢゃ 基本的にないですね。彼氏に対しては、私を選んだ以上、このメイクはセットでついてくるよって感じなので。このメイクが嫌だったら他の人と付き合えばって言っていました。

 ただ「男ウケ悪い」とか「もう少し女の子らしい格好を」とか言われすぎて、清楚系ファッションをやってみたことはありました。ピンクのブラウスを着てみたり、黒いシンプルなTシャツを着て、髪の毛を結んでみたり。でもどれもしっくりこなくて。そもそも清楚の定義が違ったとは思うんですけど、これは自分らしくないと思ってすぐにやめました。