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中国人に“制服フェチ”は存在するのか?──日中の性意識の違いを探る

中国人に“制服フェチ”は存在するのか?──日中の性意識の違いを探る

細部にこだわる日本人、数で勝負の中国人

2018/05/28
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ネット上から垣間見えるさらにディープな世界

 また、中国のアングラ系のサイトをいろいろ調べていると、さらなる怪しい世界に行き当たる。その最たるものは画像投稿掲示板だ。どうやって撮影したのかはわからないが、スマホなどで撮ったらしきリアルな男女の夜の生活の様子が垣間見える。本物の公安の制服を着た女性が、公安局の内部ではないかと思える場所で行為に及んでいる画像なども見つかるのだ。

 私が驚愕したのは、ココス諸島にドメインが置かれた某中国系アングラ画像掲示板に貼り付けられた一連の画像だ。冒頭部で写っているのは、中国の観光地の寺院前で記念撮影をしたり、食卓を囲んでいる30代後半〜50代前半くらいの普通のおじさんおばさんたち5人。それが、次の画像ではいきなり全員が服を脱いで、一堂に会してそういう行為をおっぱじめているのである。

町内慰安旅行みたいな画像が続くが、その後に驚愕の光景が展開される。あなたたちは何者なのか?

 こちらはまさに「量」の勝負という感じであり、同じサイト内で探してみると類似の投稿も少なくない。「進行4P大戦」という、タイトルからして実にヤバそうなスレッドをクリックすると、本当に普通の中国のおばちゃんが「4P大戦」を進行していた(しかも屋外)。上海の大王が言うとおり、中国でこういうサークルはひそかに数多く存在するみたいなのだ。

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 彼ら彼女らは、当事者の年齢やルックスから考えても、いわゆる夜の店の関係者には見えない。明らかに趣味の集まりであり、また全体的な雰囲気を見る限り、カタギの中産階層以上の人たちであるように思える。

 私はこういうグループの正体について知りたい、可能ならば当事者に話を聞いてみたいと思っているのだが、いまのところは手がかりが一切ない状態である。情報を求めている。

【募集】中国の「多P大戦」サークルの事情に詳しい方、安田に連絡をください。

 今回の取材は端緒についたばかりで、わかったことより不明なことが圧倒的に多い。中国ライター歴8年目にして、私はいま広大なフロンティアの世界に迷い込んでいるのだ。

 むしろ、詳しい人からのご鞭撻を請いたい。ゆえに、今回はあえて取材が不完全な状態のままで記事を発表してみた次第である。中国のディープな夜に詳しい、事情通のステキなあなたからのタレコミを心よりお待ちしている(meirojin@gmail.com )。

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