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7年もたてばさすがに買い替えの時期

 以上のように、ボディの軽さや薄さ、指紋認証など、現行のiPhone 16にない利点があるのは事実なのですが、やはりマイナスがそれらを上回っている印象です。新しいiPhone 8ですら発売から7年以上も経過しているわけで、そろそろ本腰を入れて考えたほうがよさそうです。

 なかでもカメラに関しては、買い替えの強力な動機になり得ます。写真や動画は将来にわたって手元に残り続けるわけで、今は特に見劣りしなくとも、撮った写真や動画のクオリティの低さに将来がっかりする可能性は高いでしょう。現行モデルは画素数だけではなく、ビデオ撮影で手ぶれ補正や120fpsに対応しているなどの利点もあり、買い替えて損はありません

バッテリーは長期間使い続けると劣化が進みます。最大容量が80%を切ったタイミングが交換の目安と言われており(前回記事参照)、iPhone 8以前のモデルはこれに当てはまるケースも多そうです

 またこれだけ長年使い続けていればバッテリーも相応に劣化し、モバイルバッテリーをともに持ち歩かなくてはならなくなっているはずで、そうなるとiPhone 8以前のモデルの利点である軽さについても、意味が薄れてしまいます。それならば新しいモデルに買い替えて、モバイルバッテリーを持ち歩かなくてよくなるほうが、荷物を減らすという意味でもプラスと言えるのではないでしょうか。