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ChatGPTやGoogleのAI「Gemini」と会話して遊ぶ

自己流で進めてきた若宮さんが、今気に入っている仕事兼遊びは、ChatGPTやGoogleのAIチャット「Gemini」だ。学生がレポートで、あるいはビジネスマンが仕事で活用するケースは増えているが、必要に迫られないと、どんな場面で使ったら良いかわからないという人もいるだろう。

このインタビューを行ったのは、衆議院議員選挙の翌日。若宮さんは目の前で、まず「次の総理は誰ですか」と聞き、「私はできるだけ正確に回答するようにトレーニングされています。間違えることがあります」といった答えが出ると、「言い訳していますよ、情けない(笑)」とすかさずツッコんだ。

さらに、若宮さんは独身だが「私の3番目の亭主だった男は今どうしていますか?」と打ち込み、「『個人情報だからアクセスできないです』って」と、キレのあるユーモアを繰り出す。

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「AIはお絵かきもできるし、人と会話しているような感覚もありますよ」と、まるで一緒に遊んでいた親しい友人を紹介してくれるようなスタンスだ。

収入は社会貢献をするNPOに寄付、お金より時間がほしい

講演などの仕事が増え続け、お金が貯まっていく一方、多忙でそれを使っている暇がなく、40代からの趣味である海外旅行にもなかなか行けないのが現状だ。

「自分で使わないお金は、NPOなど、いつも資金が足りなくて困っているところに寄付し、使っていただいています。私が今ほしいのは、時間。午後になると眠くなるんですね。夜は11時頃に寝て朝は5時とかに起きているけど、寝足りないわよ」

若宮さんの原動力は好奇心だが、やりたいこと、興味のあることは90歳間近となった今も増えるばかり。1日24時間、1年365日では足りない時間を目いっぱい使いつつ、自分で使う暇のないお金を寄付する。それは、自身と同じように明確に「やりたいこと」を持つ誰かを応援する思いであり、社会貢献なのだろう。