2019年7月、ステージ上でメンバーと運営からの嫌がらせを告発し、中指を立ててアイドルグループ脱退を宣言した、onodelaさん25歳(小野寺ポプコから改名)。当時、その様子を撮影した動画がネットで大きな話題となった。
そして2024年5月。彼女は再び大きな注目を集めることになる。アメリカの名門大学院・カリフォルニア大学バークレー校の卒業式で卒業生代表スピーチを行う動画がまた“バズった”のだ。
衝撃的なアイドルグループ脱退から、アメリカの名門大学院を卒業するまで、彼女はどんな人生を歩んでいたのか。今はどんな生活をしているのか。onodelaさんに話を聞いた。(全3回の1回目/2回目に続く)
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デビュー前から嫌がらせを受けていた
――2019年7月、当時アイドルグループに所属していたonodelaさんが、ステージ上でメンバーと運営からの嫌がらせを告発し、中指を立てて脱退を宣言。その後、その様子を撮影した動画がネットに出回り、大きな話題になりました。
onodela みなさんがまず聞きたいのは、そこですよね。でも最初に言っておきたいのは、元メンバーに対して煽るようなコメントはしたくないです。みなさんにも、元メンバーを批判するのはやめていただきたい。
――わかりました。それでは、onodelaさんの身に起きた事実だけお聞かせください。
onodela 嫌がらせを受けていたのは事実です。自分が出演するライブの場所と時間をわざと間違えて伝えられたり。デビュー前に半年間練習をしていたのですが、そのときからほかのメンバーと意見が食い違ったりして、嫌がらせみたいなことをされていました。
最初は我慢していたのですが、私がライブに出られないようにするのはさすがに酷いな、と思うようになって。
――もともと、メンバーや運営とあまりうまくいっていなかったのですか?
onodela 当初は、運営の人とは関係が悪くなかったんです。でも、メンバー3人と私の意見が合わず、だんだん3対1の構図にはっきり分かれてしまって。運営の人も、両方の味方をするわけにもいかず、結局その3人を選んだ感じだと思います。