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Aさんから出て、近くで漂うなどしているウイルスは、人の鼻、口、目の粘膜から入ってきます。

それを物理的にシャットアウトするのに役立つのがマスクです。目よりも、鼻・口からの感染率が圧倒的に高いので、そこ(鼻と口)をしっかりと覆うのがポイント。服や体に飛沫がかかっても、感染の入り口をウイルスが突破することを防げばいいのです。

咳などによってウイルスは、机や壁など、いろんなところに飛散します。知らずに触ってしまえば、見た目にはキレイな手でも、実はウイルスや細菌がたっぷり。その手で子供が口や鼻のまわりを触ってしまうと、感染リスクが高まります。

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そんな感染の経路をしっかりと断ち切るために重要なのが「手指衛生を保つこと」。つまりは流水やアルコールでしっかり手洗いをしよう!ということです。

手を洗うべき3つのタイミング

対策②手洗い

人は1分間で、無意識に3回顔を触ると言われています。それだけの頻度でウイルスを口や鼻に運ぶ可能性があるんですね。なのでこまめに手を洗うことが望ましいのですが、「こまめに洗おう」といっても子供はピンと来ず、結局洗わない……となってしまいます。ですから、最低限「帰宅後」「トイレの後」「食事前」の3つのタイミングで洗うように促してください。

・帰宅後

帰宅後に手を洗う理由はもうわかりますね。そうです。電車やバス、換気の悪い教室など、帰宅後は、外からウイルスや細菌をたっぷりと持ち込んでいる、ある意味一番汚染された状態。それをしっかりと洗い流し(もしくは殺菌し)キレイにすることで感染を防ぎます。

・トイレのあと

ずばり、他人のうんちからの感染を防ぐためです。本人は体調を悪そうに見えなくても、知らずにウイルスに感染している場合、うんちとともにウイルスが排せつされています。

例えばノロウイルスやロタウイルスが原因でウイルス性胃腸炎になっていた場合、腸の中にはものすごい量のウイルスがいる状態です。受験生以外の家族が無症状で感染していた場合、家のトイレに、それらのウイルスがものすごい量べったりとついている……というふうにイメージいただけたら。