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ちなみに風邪を引き起こすウイルスや新型コロナウイルスも腸管をとおって、うんちと共に排泄されていることがまあまあの頻度であります。

受験生が絶対避けたい「トイレでの感染」

つまり、トイレには危険がいっぱい! そこで感染してしまうのは本人も家族も辛いので、ただでさえピリピリする受験直前期に不要な喧嘩を生まないためにも、トイレから出たらしっかりと手を洗いましょう。

ちなみに、手洗いは流水手洗いでも、アルコール除菌でもどちらでもOKですが、トイレ後は、しっかりと流水手洗いをする方がいいでしょう。

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「なぜ?」にお答えする前にクイズです。うんちのあとはトイレットペーパーでお尻をふきますよね。このとき、何枚くらいペーパーを重ねれば、うんちの菌が手にうつらないと思いますか? 検証した研究によると、なんと少なくとも30〜40枚くらいは重ねないとついてしまうそうなんです。なのでみなさん、トイレに行ったら確実にうんちが手についている状態だと思ってください(イヤでしょうが……)。

ここでようやく、なぜアルコール消毒ではダメなのか?への回答です。

実は「手指衛生全体」からの視点で言えば、流水手洗いよりもアルコール手洗いの方が殺菌効果は高いのですが、アルコールの性質上、手にたんぱく質がついている場合には殺菌効果が激減してしまいます。

うんちにもたんぱく質が含まれるので、トイレの後は「流水手洗い」の方が良いのです。

・食事前

食事中は、特に口や鼻に手がいきやすいですよね。その前にしっかりと手をキレイにすることで、ウイルスやそのほかの病原体を直接体の中に取り込むリスクを断ち切ることができます。

お湯での手洗いは注意を…

僕は職業柄、公共のトイレなどで他の人が手をどう洗うかが気になって見てしまうのですが、ほとんどがササッと流水に手をかざすだけで終わり……という様子で「それでは手洗いの意味がない」と内心頭を抱えています。

今回は、絶対にウイルスに感染したくない大事な中学受験直前期の対策ということで、効果的に手洗いを行うポイントも紹介します。