「体だけでも欲しいと思われたい」と感じていた
――女性にとって「セックス」にはさまざまな意味があると思いますが、安彦さんはセックスをどう捉えていますか。
安彦 私は「楽しいからする」という感覚ですね。セックスは相手とコミュニケーションするもので、すると楽しい、うれしい、ワクワクとか。いまだにワクワクしますもん。
――では、自分から積極的に楽しむタイプ?
安彦 はい。私は自分から伝えたい、与えたいほうです。たとえば「大好きだよ」とか言うと、相手は喜んでくれるじゃないですか。そうすると私もうれしいんですよ。
――自分が性欲の対象になるのがうれしい、という気持ち?
安彦 そうですね……私は、自分に欲情されるって、すごいことだと思っちゃうんですよ。よく「あの男、私の体だけが目当てだったの?」と怒る女性がいるけど、私は「体だけでも欲しいと思われたい」と考えてきたほうなので。
セックスについては、いつも心のどこかに「私を女として見てくれて、ありがとう」みたいな気持ちがあるんですよね。それはたぶん、女性としての自分にずっと自信がなかったので、余計にそう思うのかもです。
――そして、27歳で一度目の結婚をするんですね。
安彦 はい。仕事で知り合って、夫とは仲がよかったんですが……私のせいで離婚したんです。

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