今回使ったものを整理してみる

 最後に、今回使った部材と注意事項をまとめて書き出してみよう。ちなみに、これらは全てネット通販で購入可能で、カッコ内は今回購入した料金なので参考にしてみてほしい。

 

●1:ソーラーパネル

 ソーラー発電になくてはならない最重要パーツ。メーカーや機種によって性能はさまざまだが、無資格の場合は電圧が30V未満のタイプを選ぶこと。またパネルがデカいほどパワーも大きい傾向があるが、その面積もかなりデカい。買って後悔する前に、寸法表示をしっかりチェックしよう。

(270Wタイプ3枚で1万8000円 新品)

●2:チャージコントローラー

 ソーラーパネルとバッテリーの間に入る重要機材。パネルが発電した電気をバッテリーに充電すると同時に、バッテリーの状態を管理してくれる。

 これなしでパネルを直接バッテリーや電化製品に繋ぐと危険なことになるので注意。また入力可能な電力の限界があるので気をつけて。今回だと270Wが3枚なので最高で810W使える必要がある。

(900Wまで可能なタイプ 約1万6000円 中古)

●3:専用ケーブルとコネクター

 ソーラー発電システムの業界標準で、様々なメーカーの製品と互換性のあるMC4コネクターが装備されたケーブル。これを使えば素人でも簡単に複数のパネルやコントローラーを接続可能。もちろん使用せずに電気配線することも可能だが、危険なので大人しくこれを使った方が良い。

(ケーブル6セットと三又ソケット2個で約1万円 通販サイト)

●4:バッテリー

 今回は電圧12Vでシステムを組んだので、12Vのバッテリーを用意した。

 DIYではよく乗用車用バッテリーを使うと言われるが、一般車のものは容量が小さくて充放電による劣化も早いので、より大型で繰り返しの充電にも耐えるディープサイクルバッテリーが最近の主流。リチウムイオンタイプもあるが、まだまだ高価だ。

(12V100Aディープサイクルバッテリー 6000円 中古)

●5:インバーター

 車中泊をする人ならお馴染みの、直流12Vを交流100Vに変換する機械。インバーターは正確には直流から交流に変換すると同時に電圧、周波数などを変える装置全体を指すらしいが、重要なのは定格出力。箱に大きく書いてあるが、300Wなら300Wまで、1000Wなら1000Wまでの電化製品を使うことができる。
(1000W対応タイプ 約1万円 中古)

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 その他に屋根に取り付けるためのレールやスイッチ代わりにブレーカーなども購入したので総額は約6万5000円だった。