〈あらすじ〉
郊外の一軒家に、4人家族が越してくる。母レベッカ(ルーシー・リュー)は競泳の有望選手である息子のタイラー(エディ・メデイ)を溺愛。一方、父クリス(クリス・サリヴァン)は娘のクロエ(カリーナ・リャン)が心配でたまらない。彼女は親友が亡くなって以来、精神状態が不安定になっていたのだ。
間もなくクロエは家に存在する“それ”を感知する。そして、家の中で不可解な出来事が次々と起こり始め――。
〈解説〉
『マジック・マイク ラストダンス』のスティーヴン・ソダーバーグ監督初のホラー作品。家に憑いている“幽霊”目線の一人称で描く、ある家族の物語。84分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★☆☆全編「幽霊」目線という趣向で、カメラは動き回っているが、全然こわくなくて困った。妙なインテリアのほうが恐怖。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★☆☆細部の工夫や撮影技法は、いかにもソダーバーグの小品。ただ、老獪と呼ぶには、ひねりにもうひとつエッジが足りない。
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斎藤綾子(作家)
★★★★☆父と母との関係、水泳選手の兄、兄の友人、そして親友を失って塞ぎこむ妹。彼らを見つめる霊魂より人為的行為が怖い。
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森直人(映画評論家)
★★★☆☆浮遊して動くカメラワークの生々しさにゾクッとする。娯楽映画の形を拡張する美しい実験。展開力がもう少しあれば。
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洞口依子(女優)
★★★☆☆D・ロウリーの幽霊映画ほどの余韻はなくとも84分のホラーとして楽しむ。あの演習的カメラワークは好み分かれそう。
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
配給:ロングライド
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プレゼンス 存在(米)
3月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
https://longride.jp/presence/



